松嶋菜々子、終戦70年記念ドラマに主演!激動の時代に家族への愛を貫いた主人公役
2015年5月16日 06:00

[映画.com ニュース] 人気女優の松嶋菜々子が、終戦70年を記念して制作される、TBSテレビ60周年特別企画「2夜連続スペシャルドラマ」(タイトル未定で8月放送)に主演することが明らかになった。松嶋がTBSの大型ドラマに出演するのは、2000年の3夜連続ドラマ「百年の物語」以来15年ぶり。自らの信念に基づき従軍看護婦になることを決意し、女性の自立と国のために身を捧げる天野希代に息吹を注ぎ込む。
同作は、第二次世界大戦中に“赤紙”を受け取り、戦地で命を救う仕事に崇高な理想を持ち、男たちと肩を並べて働いた従軍看護婦たちが主人公。約3万5000人の女性が戦地に赴き、1120人が殉職したといわれる看護婦たちが、逆境にあっても生きることの尊さを信じ続けた姿に迫る。
松嶋演じる希代は、理想に燃えて戦地へ向かうが、満州での従軍で日本軍のやり方に矛盾を感じるなか、博愛精神を持つ満州開拓団の男性と結婚し、開拓団で生きる決意をする。長男誕生といった幸せな日々は長く続かず、戦争の激化とともに夫と死別、息子とも生き別れになってしまう。ドラマでは、戦争に翻弄(ほんろう)されながらも博愛の精神、家族への愛を貫いた希代の生きざまを、満州事変から第二次世界大戦、朝鮮戦争の時代にわたって描く。
5月15日に静岡でクランクインした松嶋は今後、国内各所に加え中国での1カ月におよぶ長期ロケに挑むが、「海外ロケもあり壮大なスケールで描かれる終戦70年記念に作品に携われること、とても光栄に思っております」と強い覚悟をにじませる。演出を務める福澤克雄監督とは、連続ドラマ「Sweet Season」(98)以来、実に17年ぶりのタッグとなるが「戦時中の過酷な環境下でも互いを信じて生き抜く母子の絆や国境を越えた友情が描かれている物語です。撮影はこれからですが、17年ぶりにご一緒させて頂くことになった福澤監督をはじめ、共演者、スタッフの皆さんと一緒に頑張りたいと思います」とコメントを寄せ、意欲をみなぎらせている。
企画・編成の瀬戸口克陽氏は、松嶋起用の理由を「凛とした佇まいと内に秘めた芯の強さを併せ持つこの作品の主人公は、今では当たり前になってきている“女性の社会進出”の先駆け的な存在でもあります。そんな、時代を象徴する女性を演じられるのは松嶋菜々子さんしかいないと思い、今回出演をお願いしました」と説明しており、全幅の信頼を寄せている様子だ。
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