綾瀬×長澤×夏帆×すず「海街diary」4姉妹、カンヌ参加を笑顔で報告!
2015年5月11日 18:28

[映画.com ニュース]是枝裕和監督の最新作「海街diary」の完成披露イベントが5月11日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主人公の4姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずをはじめ、共演の大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキー、是枝監督が出席。同作は、5月13日(現地時間)にフランスで開幕する第68回カンヌ映画祭コンペティション部門に選出されており、14日午後4時に公式上映される。この日は、4姉妹を演じた4人のカンヌ行きが駆けつけたファンに発表され、さながら“壮行会”の様相を呈した格好だ。
500株の紫陽花が咲き誇るステージに目を見張った綾瀬、長澤、夏帆、広瀬は、カンヌに向けて意欲満々。綾瀬が「ワクワク、ドキドキです。世界の方がどういう風に見てくれるのかが楽しみ」とほほ笑むと、長澤も「どの国の人にも分かってもらえるストーリー。4姉妹以外にもたくさんの女性が出てきます。監督の女性への愛情を深く感じる作品です」とアピールに努めた。さらに夏帆が「世界の方々の反応を生で感じられる場にいることができるのは、すごく幸せ」とカンヌへの思いを明かし、広瀬も「海外で作品を見てもらうのは初めてなので、想像がつきません」と初々しい表情で語った。
是枝監督にとっては、審査員賞を受賞した前作「そして父になる」(13)以来2年ぶり、4回目となるカンヌのコンペ選出。「いいスタートになったと思う」と手ごたえをにじませ、「4姉妹物語ではなく、原作のタイトル通り、4人をどういう人たちが見つめているのかを描かないといけないと思った。そこをきちんと膨らませたいとキャスティングしたし、現場でも演出したつもり」と話し、真摯な眼差(まなざ)しを客席に注いだ。
前作「そして父になる」でカンヌ映画祭を体感しているリリーは、「ドレスを用意したけど、今回は連れて行ってもらえない。4人ともドレスは露出多めでね。あ、すずはいいから」とリップサービス。大竹も、「出品されるだけですごいこと。ぜひハッピーに過ごして、楽しい経験をしてきて」と“親心”をのぞかせた。
吉田秋生氏の人気少女漫画を映画化する同作は、祖母の残した湘南・鎌倉の家で暮らす3姉妹が、山形で別の家庭を築いていた父の葬儀で異母妹のすずと出会い、運命的に引き取ることを決意し、本当の意味で姉妹に、家族になっていく1年を描く。6月13日から全国で公開。
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