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新境地に挑むダニエル・ラドクリフ、コーエン兄弟&ノーランらとのタッグを熱望

2015年5月7日 15:10

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恋人殺しの汚名を着せられた青年役に挑んだラドクリフ
恋人殺しの汚名を着せられた青年役に挑んだラドクリフ
(C)2014 The Horns Project, Inc. All Rights Reserved.

[映画.com ニュース] 俳優ダニエル・ラドクリフが、仏監督アレクサンドル・アジャのファンタジーサスペンス「ホーンズ 容疑者と告白の角」で、不思議な角の力で恋人を殺害した犯人を探す青年を演じている。「ハリー・ポッター」シリーズのイメージを一新し、新境地に挑み続けているラドクリフが、役者としての信念を語った。

ラドクリフといえば額に稲妻型の傷のある少年ハリー役が代表的なイメージだが、2008年には「エクウス」でブロードウェイデビューを果たし、ホラー「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」、同性愛者として知られる詩人アレン・ギンバーグを演じた「キル・ユア・ダーリン」など、役者としての幅を広げている。本作では、人に真実を告白させる力を秘めた角が生えたことをきっかけに、さまざまな思いに葛藤(かっとう)する主人公の心の機微を繊細に体現した。

ラドクリフは「自分に向いていると思うもの、自分がやりたいと思うものを慎重に選ぶタイプなんだ。そして僕が良いと思えるような映画を捜しているんだよ。だからすごくより選るタイプだと思う」と自らを分析。これまでの作品を経験したことで「僕がひとつの役でのみ有名な俳優なのではなくて、俳優として今後どんな作品をやっていきたいのかが分かってもらえた」と感じているそうで、「今『ハリー・ポッター』のような超大作映画を絶対やりたいと思わなくてもよいというのも良いことだと思うんだよね。もちろん絶対にやりたくないというわけではなくて、もしまたそういう機会があればあったで素晴らしいことだと思うけどね。だけど、今はやっていて自分が楽しめるような映画をやっていきたいと思うんだ。そして優れた作品をね」と信念を明かした。

さらに、「僕がいろいろな演技をすることに人が興味を持ってくれている気がする」と手ごたえ。アジャをはじめジョン・クロキダス(「キル・ユア・ダーリン」)、マイケル・ドース(「もしも君に恋したら。」)らの作品に参加し、「僕にこれまでとは違う側面を見せるような役を演じる機会を与えてくれたんだ」。敬愛する監督としてコーエン兄弟をあげ、「本当に尊敬する監督はすごくたくさんいるんだけど、彼らと一緒に仕事ができたら最高だよね! それから、ポール・トーマス・アンダーソンや、クリストファー・ノーランとも」と名匠とのタッグを熱望した。

ホーンズ 容疑者と告白の角」は、「ハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアジャ監督が、スティーブン・キングの息子で作家のジョー・ヒル氏による小説を映画化。5月9日から全国で公開。

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