杉野希妃の初エグゼクティブプロデュース作、北京映画祭で脚本賞受賞&今秋公開
2015年4月30日 21:30

[映画.com ニュース] 映画人として世界で活躍する杉野希妃が、エグゼクティブプロデューサーに初挑戦した三澤拓哉監督作「3泊4日、5時の鐘」が、第5回北京国際映画祭注目未来部門(新人コンペティション部門)で脚本賞を受賞した。あわせて、今秋に劇場公開されることが決定した。
同映画祭は、2011年に中国・北京で国家新聞出版広電総局、北京市の主催で第1回が開催された。5回目を迎えた今年は、リュック・ベッソン、キム・ギドクらがコンペティション部門の審査員を務め、園子温監督作「ラブ&ピース」が日本映画としてはじめて選出。本作は、マラケシュ、シンガポール、ロッテルダム国際映画祭に続き、4度目の国際映画祭出品を果たした。
プロデュースに加え、小篠恵奈とともにダブル主演を果たした杉野は「今回の受賞は、三澤監督の地元愛と鋭い観察力の賜物だと思います。日本的な情緒あふれる本作は、海外では理解されにくい部分もあるのではないかと懸念もしていたので、この度の北京での受賞に驚き、心から嬉しく思っています。アジアの国々が互いを受け入れ合えるよう、私たち映画人ができることを更に模索していきたいです」と決意を新たにした。
杉野作品でアシスタントプロデューサー、助監督などを務めてきた三澤は、本作で監督デビュー。映画祭での初受賞に感激しきりで「『脚本賞』とは言え、それを表現するために一丸となって映画製作に臨んだ、キャスト・スタッフに向けられた賞だと思っているので、今回の受賞は製作チーム、みんなで分かち合いたいです。今後各国と合作をしていきたい私にとってとても勇気づけられる受賞となりました」と喜びをかみしめている。
「3泊4日、5時の鐘」は、三澤が脚本も兼ね、名匠・小津安二郎が脚本執筆に利用した旅館・茅ヶ崎館を舞台に、正反対の性格を持つふたりの女性を中心に絡み合う恋愛模様を描く。杉野、小篠をはじめ堀夏子、中崎敏、柳俊太郎らが出演。今秋に全国で公開。
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