クリスチャン・ベール負傷で「濃紺のさよなら」の製作が中止に
2015年4月28日 11:00
[映画.com ニュース]米20世紀フォックスがハードボイルド小説の「濃紺のさよなら(原題:The Deep Blue Good-By)」の映画化企画を中止したと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
同作は巨匠ジョン・D・マクドナルドの代表作「トラビス・マッギー」シリーズの第1弾の映画化で、始末屋の主人公にはクリスチャン・ベールが決まっていた。メガホンをとるジェームズ・マンゴールド監督(「ウルヴァリン:SAMURAI」「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」)とは、「3時10分、決断のとき」に次ぐ2度目のタッグとなる予定だったが、ベールは先日自宅で膝前十字じん帯を損傷する大ケガを負った。
マイケル・ルイスの経済ノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」(原題:The Big Short)の映画版には参加できたものの「濃紺のさよなら」は激しいアクションシーンがあるためベールは出演を辞退。ほかにも待機作があり、マンゴールド監督も「ウルヴァリン:SAMURAI」の続編を来年クランクインすることから、フォックスは製作中止を決定した。「濃紺のさよなら」は今年5月のクランクイン予定だった。
なお、「濃紺のさよなら」の映画化企画は90年代後半からあり、これまでにオリバー・ストーン監督やポール・グリーングラス監督らが興味を示したが、いまだに実現していない。
「ウルヴァリン:SAMURAI」
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