マイケル・シーン、英登山家ジョージ・マロリーの伝記映画に主演
2015年4月28日 19:00

[映画.com ニュース] 「フロスト×ニクソン」の英俳優マイケル・シーンが、英国の伝説の登山家ジョージ・マロリーを描く新作伝記映画「In High Places(原題)」に主演することがわかった。
英スクリーン・デイリーによれば、本作の脚本と監督を務めるのは、撮影監督出身のジェームズ・マッキーチン。マロリーに魅せられるあまり、自らヒマラヤ山脈に登山した経験を持つという。
マロリーは、1920年代にエベレスト探検隊に3度参加したが、24年、3度目の遠征の際に頂上付近で行方不明になり、75年後の99年に遺体が発見された。マロリーがエベレストの登頂に成功したかどうかはいまだ謎のままだ(エベレスト初登頂者として記録に残るのは、53年に制覇したニュージーランド人のエドモンド・ヒラリーとネパール人シェルパのテンジン・ノルゲイ)。マロリーはまた、名言「そこに山があるから」の主としても知られるが、本当にマロリーの発言であったのかどうか、疑問視する声も多い。
シーンがマロリー役で主演するほか、その妻役でケリー・マクドナルド、仲間の登山家ノエル・オデール役でアンドリュー・スコットが共演する。
ちなみに、同じくマロリーを題材にしたジェフリー・アーチャーの小説「遥かなる未踏峰(Paths of Glory)」を、ダグ・リーマン監督、トム・ハーディ主演で映画化する「エベレスト(Everest)」というプロジェクトが約2年前にソニー・ピクチャーズで立ち上がったが、その後動きが見られない。
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