紀子さまと佳子さま「風に立つライオン」ご高覧 主演・大沢たかおは「幸せを感じた」
2015年3月24日 15:50
[映画.com ニュース] 秋篠宮妃紀子さまと佳子さまが3月23日、東京・TOHOシネマズスカラ座で行われた「風に立つライオン」特別試写会にご出席され、ご高覧に同席した主演の大沢たかお、原作者のさだまさし、三池崇史監督が試写会後の取材に応じた。
大沢は「緊張しっぱなしでほとんど覚えていない2時間半でした」と笑い、「本当に感謝していますし、(俳優をやっていて)今日幸せを感じました」と感無量の面持ち。紀子さまの隣で映画を鑑賞し、パンフレットをお渡ししたという大沢は「映画の過程(内容)をご存じでないのかなと思っていたんですが、とてもよくお調べになられていて、『音楽から望まれて映画化されたんですよね』と声をかけて頂いて、びっくりしてしまって笑うことしかできなかったです」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
さだも「本当に光栄。お楽しみ頂けているご様子でした」と安堵の表情。「今だからできた映画だなと感じていらっしゃったようにお見受けしました」とお2人心情に思いを馳せた。佳子さまの隣で鑑賞したことについては「そりゃ緊張しますって! 背骨痛いもん。2時間半ずっとこう(背筋を伸ばして)やってたから(笑)」と本音を吐露しつつも、「素敵なお嬢さまですね。こういう言い方は大変不遜ですけれども、素晴らしい方だと思います」と満面の笑みを見せた。
三池監督は「緊張しました。リアルなことなのかどうか……」と未だ信じられない様子で語り、「背筋を伸ばしておりましたので、2センチくらい身長が伸びていると……(笑)。ありがたいことです」と会場の笑いを誘っていた。また、紀子さまは昨年ご公務で映画の舞台となったアフリカ・ケニアと長崎・五島列島を訪問しておられ、撮影方法や作品の内容に興味を持たれていた様子を語った。
また、さだは佳子さまが大沢演じる主人公が、日本にいる恋人に宛てた1行の手紙に興味を示されていたといい、「若い世代の人にこの映画を見てほしいという僕らの気持ちにとても賛同して下さって、本当に嬉しかった」と頬をゆるませた。さらに、「映画の後半では涙を拭われている感じもあった」と、佳子さまが涙を流されていたと明かしていた。