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ももクロ、日本アカデミー賞受賞・黒木華に羨望の眼差し

2015年2月28日 20:21

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大盛況だった「幕が上がる」初日挨拶
大盛況だった「幕が上がる」初日挨拶

[映画.com ニュース] 人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の初主演映画「幕が上がる」が2月28日、全国127スクリーンで封切られた。メンバーの百田夏菜子玉井詩織有安杏果高城れに佐々木彩夏、共演の黒木華志賀廣太郎、原作者の平田オリザ氏、メガホンをとった本広克行監督は、東京・新宿バルト9での舞台挨拶に出席した。

この日は、同作に挑むメンバーの姿を追ったドキュメンタリー映画「幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦」が、3月11日に全国公開されることが発表された。30秒の予告編が流れると、百田は「なにこれ!」と仰天。号泣シーンが映し出された高城は、「何であそこ使ったの? 使わないって約束したじゃん!」と嘆き節だ。本広監督は、「本当に彼女たちが真剣に打ち込んだ姿を見ることができます」とアピールに努め、抗議をかわしていた。

共演の黒木は、前日27日に行われた第38回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞したばかり。場内からの「おめでとう!」コールに、黒木は「おおっ、こういう事になっているんですね。ビックリして緊張しています」と恐縮しきり。百田が「私たちが黒木さんとまさか一緒に作品をつくることが出来るとは! このままあやかりたい」と口火を切ると、その後は「迫力がすごい」(高城)、「これが女優さんなんだと思った」(佐々木)など最敬礼で、羨望の眼差(まなざ)しを浮かべていた。

照れることしきりの黒木だったが、ももクロとの共演を「みんな、本当にまじめ。全員そろうと賑やかですが、個々人は色々考えていました」と述懐。さらに「撮影中、ムロツヨシさんが『成長していく姿がすごくいいね』と話していたんです。私も学ぶことがたくさんあった。ご一緒できて良かった」とほほ笑んだ。

また、サプライズで楽曲「走れ!」をアカペラで披露したももクロを見守った本広監督は、「僕のなかではアイドル映画の最後のとりでだった。皆さんだけで盛り上がるのではなく、他の方々にも伝えていってもらいたい。その輪が広がっていってこそ“モノノフ”じゃないですか?」と客席に呼びかけ、喝さいを浴びていた。

映画は、劇作家・平田氏の同名小説を映画化した青春ドラマ。百田が演じる部長の高橋さおりら弱小高校演劇部の部員たちが、元学生演劇の女王と言われた吉岡先生(黒木)と出会ったことから全国大会を目指すことになり、演劇に打ち込んでいく日々を描く。

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