神田沙也加、恩師・宮本亜門に感謝 演出受け「『アナと雪の女王』に出合えた」
2015年2月26日 16:50
[映画.com ニュース]第87回米アカデミー賞で3部門にノミネートされたウォルト・ディズニーのミュージカル映画「イントゥ・ザ・ウッズ」のトークショー付試写会イベントが2月25日、都内で行われ、宣伝ナビゲーターを務める女優・神田沙也加、演出家の宮本亜門がサプライズゲストとして登場した。宮本が2004年に演出を手がけたミュージカル「Into the Woods」で、神田は赤ずきん役でミュージカルデビュー。縁の深い2人が、当時の裏話を語った。
宮本は、オーディション当時を「絶対舞台女優になるという意思のもと神田さんが来ていて、生半可じゃない熱の入れよう。声がまず素晴らしかった。僕が『こう歌ってみて』というとどんどん変わっていった。これは赤ずきんにぴったりだと思った」と振り返る。恩師からの言葉に、神田は「初めて聞きました」とうれしそうに話し、「ミュージカルは初めてで、右も左もわからない状態の時に亜門さんが『あなた自身を見て選んだんだから、あなたはあなたのまま自信をもって』と言ってくださった。それですごく楽になった」とほほ笑んだ。
大ヒット作「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版声優としても知られる神田は、宮本の演出を受けた経験が今につながっているという。「これからもミュージカルをやっていきたいと思えた。その積み重ねから『アナと雪の女王』に出合えた」と感慨深げで、「そのつながり、縁に感謝です」と謝意を示した。そんな様子を見て、宮本は「どんどん成長していって、親のようにうれしいです」と喜んでいた。
また3月4日に行われる本作のジャパンプレミアでは、メガホンをとったロブ・マーシャル監督や、魔女役を演じたメリル・ストリープの前で、神田が劇中歌「Children Will Listen」を生披露する。「今から本当に緊張しています」と神妙な面持ちの神田に、宮本は「緊張しないで、気楽に心をこめて、子どもたちに歌うように歌ってくれれば大丈夫です!」とエールを送っていた。
「イントゥ・ザ・ウッズ」は、願いをかなえたおとぎ話の主人公たちがたどる、「めでたし、めでたし」のその後を描くファンタジーミュージカル。リラ・クロフォード、ジョニー・デップ、エミリー・ブラント、ジェームス・コーデン、クリス・パインらが共演する。3月14日から全国公開。
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