さぬき映画祭2015開幕!「紙の月」吉田大八監督、宮沢りえの女優魂を振り返る
2015年2月13日 19:54

[映画.com ニュース] 本広克行監督がディレクターを務める「さぬき映画祭2015」が2月13日、香川・イオンシネマ高松東で開幕した。本広ディレクターは、「今年で3年目。見るだけでなく、作る映画祭にしていければと思っています。今回はドキュメンタリーもそろえています」と挨拶し、手ごたえのほどをうかがわせた。
オープニング作品は、宮沢りえの7年ぶりとなる映画主演作「紙の月」。この日は、メガホンをとった吉田大八監督が舞台挨拶に立った。吉田監督はこの日、午前中に香川入りし、ゲストとして招待されたヤン・イクチュン監督とともに行動をともにしていたそうで、「うどんを食べて、お茶を飲んで、映画の話で盛り上がった。こういう映画祭ならではですね」と満喫した様子だ。
同作は、昨年11月15日に全国260スクリーンで公開された。宮沢は、東京国際映画祭の最優秀女優賞を皮切りに、報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞の主演女優賞など国内の主要な映画賞を席巻。存在感を発揮した共演の池松壮亮、小林聡美、大島優子も助演部門で戴冠するなど、受賞ラッシュが続いている。
撮影中の宮沢について、「女優さんっていうと『わがままなんじゃないか』とか、先入観ってあると思うんです。だけど全然そんなことなくて、宮沢さんは映画のためにできることは何でもやろうとする方で、こっちが止めるまでやめなかった。『できない』ということを良しとしない姿勢で、スタッフ、キャストを引っ張ってくれた」と絶賛。池松に対しては、「落ち着いていて、生意気な24歳ですよね。分かったようなことを言うんですが、本当に分かっているんです(笑)」と称えていた。
また、昨年の同映画祭開催時期と撮影期間が重なっていたことを明かし、「雪が降っていましたね。宮沢さんも、車が動かないからって何10年ぶりかに電車に乗ったといって、すごくテンションが上がっていましたよ」と述懐していた。
同映画祭は、「映画、だけじゃない映画祭」をキャッチコピーに掲げ、今回からは舞台「人狼」の公演など演劇ジャンルが加わったほか、多岐にわたるワークショップ、昨年好評を博した「UDONツアー」も引き続き開催される。2月22日まで開催。
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