佐々木蔵之介、ひとり舞台「マクベス」初挑戦も「逃げる準備はできている」
2015年2月12日 15:42

[映画.com ニュース] 俳優の佐々木蔵之介が2月12日、都内で行われた主演舞台「マクベス」の制作発表会見に、演出を手がけたアンドリュー・ゴールドバーグとともに出席した。
ウィリアム・シェイクスピアの4大悲劇のひとつである「マクベス」を大胆に翻案した演劇作品。精神病棟を舞台に、主人公となる患者にマクベスやマクベス夫人、ダンカン、マクダンらが次々に取りついていき、感情を吐露していく。登場人物は患者のひとりのみで、佐々木は20人以上のキャラクターを演じ分け、約100分間のひとり舞台に初挑戦する。
膨大なセリフを記憶し、ひとりで演じ通すだけに、佐々木は「ひとり舞台というと今まで何度かオファーがあったが、絶対やらないと言っていた」そうで、「今回、1人でマクベスだから、『僕やるって言ったかな』と何度もマネージャーに聞いた」と憂うつな表情。そして「もちろんやる気なんですが、今日、いつでも逃げる準備はできています」と弱気発言で会場の笑いをさらった。
「心配と不安しかない」というものの、ゴールドバーグやスタッフとのワークショップを経て「かすかな一筋の光は見えたかもしれません」と明かす。「膨大なセリフ量と体力、精神力はどうしようかと思うんですが、マクベスのセリフはカッコいい。役者冥利に尽きるこんなセリフを言わせてもらえるのかと思う」と目を輝かせ、「マクベス夫人もマクダンのセリフもやれることに感動を覚えました」と大はしゃぎだった。
本作のオリジナルはスコットランドで制作され、同国と米ニューヨーク以外での上演は日本が初めて。ゴールドバーグは「見るお客様にとって50回目の『マクベス』であろうと、初めてであろうとエキサイティングなものを届けたい」と熱く意気込み、佐々木には「20人分の俳優の仕事をしなければいけないので、20人分頑張ってもらいたい」とプレッシャーをかけていた。
一方で、佐々木はドラマ「ハンチョウ」シリーズで共演した福士誠治と比嘉愛未の熱愛報道について聞かれると、「本当ですか? 今日(ニュースが)出たんですか?」と驚きの表情を浮かべていた。また、会見後には佐々木とゴールドバーグが茶話会を開催し、報道陣にチョコレートと紅茶を振る舞った。
「マクベス」は、7月12日~8月2日に東京・渋谷のパルコ劇場で上演。その後、名古屋・豊橋、大阪、神奈川・横浜、福岡・北九州での上演を予定している。
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