スパイダーマンがアベンジャーズ入り!? ソニーとマーベルが提携

2015年2月10日 16:15


スパイダーマンが “マーベル・シネマティック・ユニバース”の一員に
スパイダーマンが “マーベル・シネマティック・ユニバース”の一員に

[映画.com ニュース] 米ソニー・ピクチャーズエンタテイメントが、マーベル・スタジオズとパートナーシップを締結したことを発表した。これにより、スパイダーマンが「アベンジャーズ」シリーズを中心とした“マーベル・シネマティック・ユニバース”に仲間入りすることになる。

ソニーとマーベルは、「スパイダーマン」最新作の全米公開日を2017年7月28日に設定。サム・ライミ版3部作のトビー・マグワイア、「アメイジング・スパイダーマン」2作品のアンドリュー・ガーフィールドに続く3代目スパイダーマンを迎え、再リブートを目指す。

ソニーは1999年、700万ドル(約8.3億円)でスパイダーマンの長編映画化に関する権利を獲得しており、今後も同スタジオが配給・出資を担当し、クリエイティブの最終的な決定権も有するという。再リブート版のプロデュースは、マーベル・スタジオを率いるケビン・フェイグと、ソニーの会長で先頃辞任を表明したエイミー・パスカルが手がける。

マーベル・スタジオズの親会社であるウォルト・ディズニーの会長兼CEOのボブ・アイガー氏は、「スパイダーマンはマーベルのなかでも素晴らしいキャラクターのひとりであり、世界中で愛されています。ソニー・ピクチャーズとともにあのウェブスリンガーをマーベル・シネマティック・ユニバースにもたらし、そこから新たなストーリーとシリーズを築き上げられることになり、感激しています」と声明を発表した。

マーベルコミックの中では、あるキャラクターが別タイトルに登場する“クロスオーバー”が頻繁に描かれているが、映画の場合、「スパイダーマン」はソニー、「X-MEN」「ファンタスティック・フォー」は20世紀フォックスという具合に権利を所有するスタジオが異なっていたため、スクリーン上でのクロスオーバーは困難だといわれていた。米バラエティは、スパイダーマンが初登場するマーベル作品は「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー(原題)」になるのではないかと報じている。

また、ディズニーは、スパイダーマンが加わったことでマーベル作品の全米公開予定日の変更を発表。「マイティ・ソー3:ラグナロク(原題)」は17年7月28日から11月3日へ、当初17年11月3日に公開予定だった「ブラック・パンサー(原題)」が18年7月6日に延期された。さらに「キャプテン・マーベル(原題)」が18年7月6日から11月2日へ、「インヒューマンズ(原題)」も18年11月2日から19年7月12日へとそれぞれ後ろ倒しになっている。

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