小日向文世、還暦で挑んだアクションに「よくやりきった」 死刑囚と対立する刑務官に
2015年1月15日 13:20
[映画.com ニュース] 小日向文世をはじめ、小澤征悦、新井浩文、石黒賢、伊武雅刀ら実力派俳優が集結したオリジナルドラマ「プリズン・オフィサー」が、定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」で2月1日から配信されることがわかった。
小日向が演じるのは、真面目だが気弱な刑務官の平凡太(たいらぼんた)。仕事ぶりは堅実だが、その性格から囚人たちにいじめられることもある凡太は、日々を平穏に暮らすことだけを考えていた。しかしある日、死刑囚専門の独居房「49号室」に、かつて妹を殺した男・加藤隆則が収監される。悪びれず、傍若無人な態度をとる加藤に怒りを覚える凡太に、40年前に死亡した「極道の神様」と呼ばれる男が憑依。凡太は正義のために死刑囚に立ち向かい、刑務官としての職務を越えた戦いを繰り広げていく。
1話完結の物語で、人の道を外れた死刑囚たちの闇に隠された人間の本質に迫っていくドラマに加え、「極道の神様」に憑依された凡太が繰り広げるアクションシーンも見どころのひとつになるという。
怒りのあまり刑務官としての一線を超えてしまう凡太について、小日向は「(自分を抑えることが出来ないのは)刑務官としては失格ですね。情けない」と話す。共感するのも難しい役どころの上、ハードなアクションシーンもこなさなければならず、「この年でよくやりきったなと我ながら驚きです。(極道の神様が)乗り移ってからの凄みと、なんと言ってもアクションシーンは大変でした。還暦ですから……」と苦労を明かしている。
各話に登場する死刑囚を小澤、新井、石黒、伊武という、いずれも劣らぬ実力派が演じ、そのほかにも渡辺いっけい、泉谷しげるといった豪華俳優が脇を固める。監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ」の五十嵐匠。1話約25分で、全4話。毎週水曜更新。