中居正広、緒形拳さん愛した「ナニワ金融道」さらなる精進誓う
2015年1月15日 15:50
[映画.com ニュース] SMAPの中居正広が1月14日、主演するフジテレビ系スペシャルドラマ「新ナニワ金融道」(1月24日午後9時)のヒット祈願を東京・赤坂豊川稲荷で行った。共演の蓮佛美沙子、綿引勝彦、桜庭ななみ、Sexy Zone菊池風磨、梶原善ともに“金銀融通”のご利益に期待。また、19年前のスタートから同ドラマシリーズを支え、2008年に死去した緒形拳さんに触れ「ナニワ金融道」のさらなる精進を誓った。
漫画家の故青木雄二さんの代表作を、中居の主演で1996年にドラマ化。金銭をめぐる悲喜こもごもを描き、2005年までに単発でパート6を数えた人気作も、主要キャスト緒形さんの死などがあり続編が途絶えていた。タイトルに「新」がつき10年ぶり復活。緒形さんの遺志をしっかり汲み、中居は形見の石を傍に励んだ。「『中居くんを守ってくれるから』ともらったんです。(撮影)最終日にみんなの部屋に置いて取り組んだ」と感慨深げに語った。
中居が再び主人公・灰原達之に扮し借金回収に奔走、緒形さん演じる社長も写真や回想シーンで登場する。ともにパート1から出演してきた綿引は「拳さんが見守ってくれている。拳さんは本当にこのドラマを愛し、中居くんを愛していた」と天を仰ぎ、ヤミ金「帝国金融」を率いる立場を継ぐ重責に使命感を高めた。
ヒロイン役の蓮佛は「お金に翻ろうされる女性の役。途中でやさぐれて、タバコを吸ったり、ケバくなったり……。お金によって変わっていく過程を見てもらえたら」とアピール。自身については「買ったお洋服が次の日にセールになっていたり、小さく(お金に)翻ろうされたことがあるくらい」とはにかんだ。
国民的人気を誇る中居も“堅実家”。一方で「比較的(お金)持ってますね」とほくそ笑むと、菊池はジャニーズ勢が例年に増し活躍した昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で中居からお年玉をもらったエピソードを披露。Sexy Zoneメンバーで一人だけハズレが仕込まれていたという。逆に中居は「お年玉なんて20年くらいもらっていなかったけれど、V6の坂本くんと長野くんにもらった」と笑顔で明かしていた。
衣装や小道具も10年前のまま。おなじみ泥沼亀之助役の梶原は「あっけらかんとこの調子でこれからも」。変わらぬ人情ドラマの一方で、大きく変わった世の中の仕組みや債権回収の法律を背景に、灰原にも桜庭演じる後輩ができるなど、新しい「ナニワ金融道」を切り開く。中居にとっては主演単発シリーズ最多7作目で「この先どういう風につながっていくか」とさらなる続編に意欲を見せた。(映画.com×文化通信.com)
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