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高畑充希「“捨てられる”女優になりたい」 「バンクーバーの朝日」で目覚めた“映画女優”としての自覚

2014年12月18日 15:20

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「バンクーバーの朝日」で好演した高畑充希
「バンクーバーの朝日」で好演した高畑充希

[映画.com ニュース] 舞台女優としてキャリアをスタートさせ、現在は映画・ドラマ・歌と幅広い分野で活躍する注目の若手女優・高畑充希石井裕也監督作「バンクーバーの朝日」ではカナダ日系移民のヒロインを演じ、若手の中でも抜きん出た演技力で高い評価を集めている。同作がオープニングを飾った第34回ハワイ国際映画祭(アメリカ)で初の国際映画祭参加を果たした高畑が、ハワイ・ホノルルの陽気な天候の下、現在の率直な心境と今後の展望を語った。

戦前のカナダ・バンクーバーで、フェアプレーの精神でひたむきに戦い抜いた実在の日系移民野球チーム「バンクーバー朝日」が、差別や貧困に苦しむ同胞たちに勇気や誇り、希望をもたらせていく姿を描いた映画「バンクーバーの朝日」。以前から石井監督のファンだったという高畑は、「石井さんが映画を撮ると聞いて大阪からオーディションに駆けつけたんです。すごく自信があったわけじゃないので、出演が決まった時はビックリしました」と念願の石井組への参加をつかみ取った。

高畑は、若くして国内外で脚光を浴びた石井監督に「製作規模が変わってもやることを変えない頑なさはすごい」と最敬礼。一方で、「石井監督は私のことも”テコでも動かないやつ”って思っていたと思います(笑)」と共鳴する部分もあったようだ。

日本を代表するベテラン共演陣に大規模なセットと、大作映画ならではの“初体験”もたくさんあった。「ここまで“映画らしい映画”は初めてでした。まだ映画自体の経験も少ないので、映画の現場に入る緊張感もあったし、技術部の方々もトップクラス、共演者の方々もかなり豪華なので、これはもう先輩方の胸を借りて開き直るしかないなと。余裕なんて全然なく、目の前のことにとにかく精一杯でした」。そんな中、「ベテランの役者さんでも悩みながら芝居をやっていて、『これでいい』って満足できることって一生ないんだなって。だからこそ私も一生頑張り続けたいなと思ったし、ちゃんと勝負していかなきゃって思ったんです」と新たな覚悟をにじませた。

今年は、福田雄一監督によるコメディ映画「女子ーズ」、三木孝浩監督による青春映画「アオハライド」と、立て続けに話題作に出演する高畑。小学校2年生の頃から女優の道に進むことを決めていたという。「子供の頃から舞台が大好きで、舞台女優以外の夢は考えもしなかった。中学2年生の時に舞台女優になることができ、どこか自分の中ではミュージカルや舞台をやれることで完結していて、映画やテレビに出るという発想はなかったんです。でもここ数年でドラマや映画の面白さを知り、色々なことに貪欲になったんです」と目を輝かせる。

今後もさまざまなフィールドでの活躍が期待される高畑は、不思議なことに「“捨てられる”女優になりたい」という。「最近は色々なジャンルのことをやらせてもらい、それぞれの現場でたくさん得るものがあるけど、『これ使える』って思って同じようなことをするとだいたい失敗するんです。そんな時は『あ、また同じことをやっている。つまらないな、自分』って思うこともあって。毎作新鮮に毎作必死に、その時にしかできないものができる女優になりたい。私はこの仕事以外やれる気がしなくて。ひとつひとつの目標をクリアしていって、気づいたら年月が経っていたらいいなって。だからこそ、心構えとして“捨てていける勇気”をもっていたいんです」。

バンクーバーの朝日」は、12月20日から全国で公開。

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