インタビュー映像を入手!ピーター・ジャクソン監督が「ホビット 決戦のゆくえ」の舞台について語る
2014年12月6日 13:15
[映画.com ニュース] 12月13日から公開される「ホビット 決戦のゆくえ」のメガホンをとったピーター・ジャクソン監督のインタビュー映像を、映画.comが入手した。
「ホビット 決戦のゆくえ」は、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズへとつながる「ホビット」シリーズの完結編。約13分に及ぶインタビュー映像では、ジャクソン監督が主に、両シリーズの舞台で自身の母国でもあるニュージーランドについて語っている。
ニュージーランドをロケ地に選んだ理由について、ジャクソン監督は「原作者のJ・R・R・トールキンが本の中で描いている世界の様子は、ヨーロッパの先史時代に近い。だから、その世界を再現するには大昔のヨーロッパの風景が必要だった。ニュージーランドはそんな条件にピッタリ当てはまったんだ」と説明。さらに、「ニュージーランドで絶対に見逃がせないものは?」という質問に対しては、「やっぱり“ホビット庄”は外せない。もともとは巨大なセットだったものが、周りの草や木が伸びたりして時間が経つほどにリアルになり、今では昔からそこにあった村のようになった」と、「ホビット」および「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに登場するホビット庄のロケ地(北島ワイカト地方マタマタ郊外)を挙げた。
また、「僕には休暇なんてないよ。ここ15~20年の間で思い出に残っているニュージーランドの景観は、映画の撮影で訪れた場所ばかり」というコメントからも、その多忙ぶりがうかがえる。「どんな作品でも終わりの時は大変なんだ。ポストプロダクションの最後の数週間は早く終わってほしくて仕方ない」と苦労を吐露する一方で、「映画が完成して半年も経てば、撮影当時を思い出して感傷的になるだろうけど、今は無事に『ホビット 決戦のゆくえ』が完成することにホッとしている。素晴らしい作品になった」と胸を張った。