松尾スズキ×松田龍平10年ぶりのタッグ作「ジヌよさらば」ポスタービジュアル完成!
2014年12月5日 07:00
[映画.com ニュース] 松尾スズキ監督と俳優の松田龍平が10年ぶりにタッグを組んだ映画「ジヌよさらば かむろば村へ」が、2015年4月4日から公開されることが決定した。あわせて、“お金恐怖症”の主人公を演じる松田を、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行と日本映画界を代表する面々がずらりと取り囲んだポスタービジュアルが完成した。
「ぼのぼの」「I(アイ)」などの独特の世界観で多くのファンを持ついがらしみきお原作の人気漫画「かむろば村へ」を、松尾監督7年ぶりのメガホンで映画化。“ジヌ”とは、東北地方の方言で「銭」「お金」のことで、現金に触るだけで失神してしまうという前代未聞のお金恐怖症になってしまった元銀行マンが、逃げるようにやってきた山奥の村で1円も使わずに生きようとする姿を、温かくもシュールに描き出す。
ポスタービジュアルには、自転車に乗った主人公のタケ(松田)を中心に、村長の与三郎(阿部)、与三郎の美人妻・亜希子(松)、女子校生の青葉(二階堂)、自他ともに認める村の神様“なかぬっさん”(西田)ら、ひと癖もふた癖もあるキャラクターが勢ぞろい。背景には1万円札がばらまかれており、舞台となる“かむろば村”でどんな騒動が持ち上がるのか、興味がかきたてられるデザインになっている。
お金恐怖症になり、病院も学校も警察もなく過疎化が進む“かむろば村”にやってきたタケ(松田)は、100万円で手に入れたボロ家で暮らし始める。田舎暮らしを甘くみていたタケは、農業を始めようにも元手がなく、村人たちにあきれられてしまうが、面倒見のいい村長・与三郎(阿部)が経営する村唯一のスーパーで働き、バイト代を食糧で現物支給してもらうことに。村人たちから農作業を教えてもらい、物々交換や自給自足生活に慣れ始めたある日、怪しい男が村に現れる。
気が弱いのにズサンで無鉄砲な主人公のお金を使わない生活に巻き込まれる村人たちを、片桐はいり、モロ師岡、荒川良々、皆川猿時らが演じるほか、松尾監督自ら、与三郎の過去の秘密を握るヤクザ多治見を演じている。
「ジヌよさらば かむろば村へ」は、15年4月4日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
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トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
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