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来日中のティム・バートン監督、最新作「ビッグ・アイズ」は「もうすぐ完成」と報告

2014年10月31日 19:16

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新作「ビッグ・アイズ」について語ったティム・バートン監督
新作「ビッグ・アイズ」について語ったティム・バートン監督

[映画.com ニュース] 来日中のティム・バートン監督が10月31日、 第27回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木で最新作「ビッグ・アイズ」のプレゼンテーションを行った。実在の米女性画家がたどる奇妙な運命を描いた本作。「もうすぐ完成するよ。今日は本編をお見せできず、残念だけど、ぜひ公開まで楽しみにしてください」とファンに呼びかけた。

映画は自身が描いた少女の絵が、夫の作品として大人気を博した実在の米女性画家マーガレット・キーンが、富と名声を捨ててでも、真実を公表しようと決意する姿を描く。タイトルの「ビッグ・アイズ」とは、悲しげな大きな瞳の子どもをモチーフにし、1960年代の米ポップアート界に影響を与えたアート作品のこと。

ビッグ・アイズ」シリーズの収集家でもあるバートン監督は、「幼い頃は、一般家庭のリビングや病院の待合室、歯医者のオフィスでこの少女の絵をよく見かけたよ。子どもながらに、絵に見つめられているようで、不思議で不気味な気持ちになった」と述懐。そんな絵画にまつわる“贋作疑惑”について、「大人になってから、夫婦に隠された秘密を知り、とても興味がわいた」といい、「実在の人物を映画化するのは『エド・ウッド』以来かな。久しぶりにリアリスティックな作品だよ」と自信を示した。

主演を務めるのは、エイミー・アダムス。オスカー俳優のクリストフ・ワルツとともに画家夫婦を演じており、「ふたりともすばらしい演技派俳優で、摩訶不思議な夫婦関係を見事に演じてくれたよ。映画づくりの喜びといえば、やはり才能あふれる人々とコラボレーションできること」。同日、第27回東京国際映画祭のサムライ賞を受賞し、六本木で開催される「ティム・バートンの世界展」のオープニングセレモニーにも出席。「それに今日はハロウィンだよね。こんなにうれしいことが重なるなんて、最高だよ。ハッピー・ハロウィン!」と終始、上機嫌だった。

ビッグ・アイズ」は、2015年1月から東京・TOHOシネマズ 有楽座ほか全国で公開。

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