シリーズ最終章「ホビット 決戦のゆくえ」キャラクタービジュアル一挙公開!
2014年10月30日 12:00
[映画.com ニュース] ピーター・ジャクソン監督がJ・R・R・トールキンの冒険物語「ホビットの冒険」を完全映画化したシリーズ最終章「ホビット 決戦のゆくえ」の主要キャラクターのビジュアルが、一挙に公開された。マーティン・フリーマン演じる主人公ビルボ・バギンズをはじめ、“決戦のゆくえ”を左右する8人の決死の表情が、「ホビット 思いがけない冒険」で幕を開けた長い旅の壮絶なラストを予感させる。
このほど公開されたビジュアルでは、恐ろしい竜スマウグに奪われたドワーフの王国を取り戻すため危険な冒険の旅を続けてきた、ホビット族のビルボ(フリーマン)、灰色の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)、ドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミテージ)が、それぞれ険しい表情を浮かべており、新たに降りかかる試練が印象づけられている。
そのほか、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでも活躍する人気キャラクター、エルフの王子レゴラス(オーランド・ブルーム)と、美しいエルフのガラドリエル(ケイト・ブランシェット)、前作「ホビット 竜に奪われた王国」で登場した谷の王バルド(ルーク・エバンス)、エルフ族のタウリエル(エバンジェリン・リリー)、闇の森に住むエルフ王スランドゥイル(リー・ペイス)のビジュアルも、決戦の前の緊迫感が漂う仕上がりになっている。
編集作業が最終段階に突入したジャクソン監督は、「正直言って、撮影が終わった時が一番心を揺さぶられる瞬間だったよ。この映画を完成させることは、ちょっと変わった感じで興奮させられるものがあった。なぜならそこには、少なくとも3本の映画(「ロード・オブ・ザ・リング」3部作)につながる可能性があるからだ」と話す。さらに「僕自身は、本作にとても興奮しているし、とても満足している。この作品を世の中に出すことに誇りに感じている」と語っており、集大成とも言えるシリーズにピリオドを打つため、現在も全力で作業に打ち込んでいるという。
また、「ホビット」3部作には合計で約800億円を超える巨額の製作費が投じられていることが、先日ニュージーランドで発表された財務諸表で明らかになり、その規格外のスケールの大きさが裏付けられた。そのほかにも、本作の予告編はYouTubeで2014年7月~9月に最も視聴された映画予告編となっており、10月29日時点では視聴回数約1895万回を記録。最終章に向け、全世界で期待が高まっている。
旅の目的地であるドワーフの故郷にたどり着いたビルボたちを、さらなる試練が待ち受けていた。太古からの強大な悪、冥王サウロンが大軍を従えてよみがえろうとしていたのだ。迫りくる闇の軍勢、深まる仲間同士の対立。力を合わせて臨まなければ勝機は見いだせないなかで、ビルボは自らを犠牲にし、仲間の命を守るためにある究極の決断をする。
「ホビット 決戦のゆくえ」は、全米公開よりも早い12月13日から、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国で公開。3D、2D、IMAX3D版のほか、前2作同様HFR3D版での公開も予定されている。
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