鉄拳、芸人を「完全に辞めた」と引退宣言も…マネージャーNGで前言撤回

代表作「振り子」が中村獅童主演で映画化され、さらに作品が第17回アジア太平洋広告祭フィルム部門でシルバー賞を受賞するなど、各方面から“パラパラ漫画アーティスト”として評価されている。累計出荷枚数3万枚を超える大ヒットを記録した前作「鉄拳パラパラ漫画作品集 第一集」と比べ、「前回はコマ割りとか視点が未熟だった。今回は秋元康さんとも打ち合わせをして、『AKB48』さんが出てくるものを話し合って作りました」と自信をにじませ、「パラパラ漫画でやっていけるかという真価が問われる作品になっています」とアピールした。

得意満面の鉄拳だったが、本業について聞かれると「お笑い芸人、完全に辞めたでいいです。ここ最近テレビや舞台に出ていない」と引退宣言。「（芸人の）自覚ないです。笑かそうともしないです」「お笑いのスキルはもうない」と語り、「今はこれを突き詰めて賞をとって、さらにランクが上がるくらいの作品を作りたい」とパラパラ漫画家としての意欲をのぞかせた。

しかし言い過ぎたと思ったのか、舞台袖をチラリ。そして、「お笑いの引退、ではありません。マネージャーからNG出ました」と前言撤回。「虫の息で、細々とやります。たまにテレビに出てネタをやることもあるかもしれない。そうしたら『引退したんじゃないのか！』と言われるので、今は言わないでおきます」と言葉を濁していた。

DVD「鉄拳パラパラ漫画作品集 第二集」は1800円（税別）で発売中。