松田翔太&前田敦子、2年越しの初共演実現!堤幸彦監督「イニシエーション・ラブ」でタッグ
2014年10月15日 05:00

[映画.com ニュース] 俳優の松田翔太が、乾くるみ氏の人気小説を堤幸彦監督が映画化する「イニシエーション・ラブ」に主演し、ヒロイン役の前田敦子と初共演を果たすことがわかった。2人は、トニー・レオンが主演する黒沢清監督作「一九〇五」にそろって出演し、2012年冬に台湾での大規模ロケで顔を合わすはずだったが、尖閣諸島問題の発生などから同作の製作は中止に。今作では、就職活動中の大学生・鈴木と歯科助手・マユという新たな役どころを得て、2年越しの対峙が実現する。
04年に単行本が発売され、07年に文庫化された同名原作は近年、「アンジャッシュ」の渡部健、女優の広瀬アリスら著名人の推薦も奏功し、重版を重ねていた。1980年代後半の静岡と東京を舞台に、Side-AとBの2編でつづられる青春ラブストーリーだが、最後の2行で驚がくのミステリーに変ぼうを遂げる構成が話題を呼んだ。さらに、今年3月に放送された「しゃべくり007」では有田哲平が「これはもう最高傑作のミステリー」と絶賛したことで売れ行きが爆発的に伸び、累計発行部数は112万部を突破した息の長いベストセラーだ。
「アフロ田中」以来の主演作となる松田は、「堤監督とは十数年前にお会いする機会があり、今回この作品に呼んでいただき、改めて俳優としてお会いでき、とても嬉しく思っています」と“再会”を喜ぶ。脚本と原作を読み込み、「80年代ならではの男女の交際や、原作の持つ世界観がとても面白いと思いました。ファッション的にも当時のものにこだわり、皆さんにこの世界観に浸っていただき、シュールなミステリーを味わって頂きたいと思います」と意欲をみなぎらせている。
一方、ヒロインのマユに扮する前田は「今回の役柄は、今まで体験したことのないキャラクターなので、とても楽しみです」と撮影を心待ちにしている様子。そして、「設定も自分が生まれていない時代背景なので、それも楽しみたいです。原作もとても人気がある作品なので、堤組の皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思います」と話している。
同作は、主人公の鈴木とマユのぎこちない恋愛模様を描いた静岡編(Side-A)、就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう東京編(Side-B)を、バブル最盛期の風俗を盛り込みながら映像化する。原作の“最後の2行”のくだりは、映画では“ラスト5分”として描く。
また、東京編で鈴木、マユとともに三角関係を展開する美弥子は、心境著しい木村文乃が演じる。木村は、「いつかご一緒できたらと願っていた堤監督との初仕事なので、今からとても楽しみです。ほとんどが松田さんとの会話のシーンになるので、ふたりの微妙な距離感とちょっとした駆け引きを、空気感を大事に、丁寧に重ねていけたらなと思っています」とコメントを寄せた。
「イニシエーション・ラブ」は、2015年に全国で公開。
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