行定勲監督&高良健吾、熊本の菊池国際交流映画祭で地元凱旋!
2014年10月11日 22:05
映画好きの若者たちが集まってスタートした同映画祭は今年で10回目を迎えるが、よりよい映画祭にするために昨年は開催を見送った。今年は、2年前にゲストとして参加した行定監督がスーパーアドバイザーとして加わり、「今回は10回目ではあるけれど、僕にとってはリニューアル第1回。その記念すべき1回目には高良健吾の特集を組みたい、というのは最初から決まっていた」と語る。高良自身も「声をかけてもらってすごく嬉しかった」と即快諾だった。「熊本から外(東京)に出た人間だから分かることがあると思うし、出た人間だからこそやんなきゃいけないことがあると思う。熊本の人たちと力を合わせながらやってきいきたい」と、行定監督に負けず劣らずの情熱を持っての参加となった。
映画祭のメイン上映となるのは、これまでの高良の主演映画「おにいちゃんのハナビ」「横道世之介」「軽蔑」の3作品と、11月15日からスタートする行定監督が手がけたWOWOWの新ドラマ「平成猿蟹合戦図」の第1話プレミア上映。このすべての上映後にティーチ・インと舞台挨拶が組まれており、行定監督と高良のトーク、会場からの質問という内容の濃い時間となった。
11日に上映の「おにいちゃんのハナビ」は高良にとって初の単独主演映画ということで、ひときわ思い入れのある1本。行定監督はラストシーンに涙腺が崩壊。「涙を流す技術を持った俳優はたくさんいるけれど、この映画の高良くんは鼻水が出ている。鼻水は技術では出せないんです。あのシーンを見たときに、これを撮った監督が羨ましいと思った」と解説。また、「現時点での高良健吾の代表作」と行定監督が大絶賛の「横道世之介」について、高良自身は「どの作品でも、いつもその役として“ただそこに居る”けれど、世之介はそれをより強く感じた役でした」と振り返り、「“腹を割って”というセリフの仕草は無意識に手が動いてしまったんだけれど、それがOKテイクとして選ばれていたことが嬉しかった」とお気に入りのシーンを語った。
かつては数えるほどの観客しかいない上映もあったそうだが、今年は会場となった菊池文化会館の800人を収容できる大ホールは、ほぼ満席。確かな手応えを感じた行定監督は、「映画は10年経ってもすたれないもの。10年前に見ても、今日見ても、泣けるものは泣けるんです。そういう作品を映画祭という形できっちり伝えていくことはすごく大切なこと。やり続けていきたい。そして、いつかこの菊池で高良健吾と一緒に映画を撮りたい」と力強く希望を語った。
「菊池国際交流映画祭」は、同館で12日まで開催。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス