伊勢谷友介、日韓合作封切りに感無量 「ザ・テノール」台北金馬奨への出品が決定
2014年10月11日 17:05

[映画.com ニュース] がんで声を失った実在の韓国人テノール歌手の復活の軌跡を映画化した「ザ・テノール 真実の物語」が10月11日、全国70館で封切られ、伊勢谷友介、北乃きい、堀田眞三、キム・サンマン監督が東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。伊勢谷は「様々な障害や災害に対して、ひとつ成長して次のあり方を見せていくことが人生。それが伝わる映画になった」と胸を張った。
この日、劇中でも歌手を演じたオペラ歌手ティツィアーナ・ドゥカーティ氏が劇場を訪れていたことから、イタリア語の通訳のため、伊勢谷演じる音楽プロデューサー・沢田のモデルとなった輪嶋東太郎氏も急きょ登壇。輪嶋氏は突然のことに恐縮しながらも「伊勢谷さんと比べられるのが一番嫌です」と茶目っ気たっぷりに話し、会場の笑いを誘った。
そんな輪嶋氏の人柄について伊勢谷は「本当にどの人にも愛情を与える方。僕自身もその人生を見習って、この映画の中で生きられたら」と尊敬の眼差(まなざ)しを向けた。また、釜山国際映画祭に出席した際に「日本に対するリスペクトをすごく感じた」と明かし、「この難しい時期に韓国と日本をつなぐような作品に出られたのは役者冥利に尽きる」と感慨深げに語った。
キム監督は、台北金馬奨への出品が決定したことを明かし、「人と人が心と心でつながり奇跡を生み出すというストーリーを、金馬奨を通じて世界中の人に伝えるチャンスが得られた」と喜びを語った。また、本作のモデルとなったオペラ歌手のベー・チェチョル氏も登場し、キム監督、キャストらが見守る中「アメイジング・グレイス」を披露。感動的な歌声に、会場からは大きな拍手が送られた。
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