フィリップ・シーモア・ホフマン、最後の主演作を語る生前のインタビュー映像公開
2014年10月10日 13:30
[映画.com ニュース] 2月に急逝した名優フィリップ・シーモア・ホフマンさんが、最後の主演作となった「誰よりも狙われた男」を語る生前のインタビュー映像がこのほど公開された。一つひとつ言葉を選びながら、作品について真摯(しんし)に語るホフマンさんの姿が確認できる、貴重な映像だ。
ドイツ・ハンブルクの諜報機関でテロ対策チームを率いるバッハマンは、イスラム過激派の容疑で国際指名手配中の青年イッサが密入国していることを知る。ドイツ諜報界だけでなくCIAも動き出すなか、バッハマンはイッサを泳がせることで、テロリストへの資金支援に関わる大物を引きずり出そうと目論む。ホフマンさんは、周囲の人間を利用してまで任務を遂行する非情なストイックさと、その裏に人間臭さを併せ持った孤高のスパイ、バッハマンを演じた。
このほど公開された映像では、「彼は、自爆テロや、爆弾テロなど、ここ最近起こっている事件を引き起こしている真の大物を、本当の黒幕を探す方法を模索する。そして彼はメイングループより下にいる人々のことを、控えの人間だと考え、そのような人々や彼らを助ける人たちにとても共感している」と役柄について語り、「もしこの映画を見て何も感じないのであれば……視野が固まっているね。この映画は必ず心を揺さぶるよ。広い視野と広い心で見れば、見たあとに素晴らしい議論を巻き起こすだろう」と観客に呼びかけている。
スパイ小説の大家、ジョン・ル・カレ氏が2008年に発表したミステリー小説を映画化。テロ対策を軸にした9・11以降の現代社会の諜報戦を、リアルに描く。映画「コントロール」で監督デビューを果たした、世界的な写真家アントン・コービンがメガホンをとり、ホフマンさんをはじめレイチェル・マクアダムス、ウィレム・デフォー、ロビン・ライトら実力派俳優が結集した。
「誰よりも狙われた男」は、10月17日から全国で公開。
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