皇后陛下「蜩ノ記」ご高覧、役所広司&岡田准一は感激しきり
2014年9月10日 22:50

[映画.com ニュース] 皇后陛下が9月10日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた「蜩ノ記」の東日本大震災復興支援チャリティー試写会にご出席された。メインのロケ地が岩手県遠野市だったことから実現。陛下のご高覧には、主演を務める役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、小泉堯史監督が同席し「こんな不動の姿勢で映画を見たのは初めて。緊張したが、静かに食い入るように見ていただき、幸せでした」(役所)、「名前を呼んでいただき、自分のことを知ってくださることに戸惑ってしまった。映画をほめていただき、今日は幸せな日になった」(岡田)と感激しきりだった。
役所は上映の前後に、陛下と言葉を交わしたといい「『大きな画面ですね』とおっしゃるので、こちらはしどろもどろになってしまって……。(エンドロールで)監督の名前が出ると、拍手してくださり、おめでとうございますとおっしゃってくださった」と感無量の面持ち。岡田は「陛下は『撮影は遠野でなさったんですね』とお話されていて、東北の皆さんのことを気にされているご様子だった」と明かしていた。
第146回直木賞を受賞した葉室麟の小説を原作に、役所と岡田が初共演を果たした本格時代劇。前代未聞の事件を起こした戸田秋谷(役所)は、10年後の夏に切腹し、その日までに藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられる。一方、城内で刀傷沙汰を起こした藩士の檀野庄三郎(岡田)は、監視役として秋谷の前に現れ、そのひたむきな生きざまに感銘を受ける。
秋谷の娘を演じる堀北は、「自分の出演した映画を陛下に見ていただけるのは、本当に幸せ」とこちらも感激した様子。原田は秋谷の妻を演じ「陛下から『いい家族ですね』とほめていただきました」と喜びを噛みしめた。黒澤明監督に師事し、長年助監督を務めてきた小泉監督は「私に向かって、黒澤監督の話をしてくださった。優しいとしか言いようがない慈愛で、包んでくださった」。また、生前の黒澤監督から陛下の映画好きを聞いていたとも明かしていた。「蜩ノ記」は10月4日から全国で公開される。
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