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中村文則作品を映画化した柳楽優弥4年ぶりの主演作「最後の命」主題歌はCoccoの新曲

2014年9月5日 06:00

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「最後の命」ポスター
「最後の命」ポスター
(C)2014 beachwalkers.

[映画.com ニュース] シンガーソングライターのCoccoが、俳優・柳楽優弥の約4年ぶりとなる主演作「最後の命」の主題歌に、新曲「Snowing」を提供したことがわかった。あわせて公開された予告編で、初お披露目されている。Coccoの楽曲が映画主題歌に使用されるのは、2010年に公開された「やぎの冒険」以来4年ぶり。柳楽は、「Coccoさんの楽曲が元々好きでエンディングで流れた時は感動しました。作品の持つ世界観に深みが増し、まるでトンネルの出口から差し込む光のような楽曲です」と感激しきりだ。

原作は、第133回芥川龍之介賞(「土の中の子供」)、第4回大江健三郎賞(「掏摸 スリ」)を受賞した作家・中村文則氏の同名小説。「まだ、人間」の松本准平監督が、柳楽、蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で主役に抜てきされた矢野聖人、 ヒロイン役で銀幕デビューを飾ったモデルの比留川游らを迎え、中村作品の初映画化に挑む。

幼少期に凄惨な事件に巻き込まれた明瀬桂人と冴木裕一。事件の記憶にとらわれながらも成長したふたりは、やがて再会を果たすが、その夜に桂人の部屋で殺人事件が発生。桂人は取り調べのなかで、裕一が指名手配中の容疑者であることを知る。「Snowing」が流れる予告編は、人間の業を目の当たりにした過去に傷つき、翻ろうされるふたりの運命が交錯する様子を映し出す。マッチの小さな火に、「事件の真実の中に生きる理由がある」という言葉が浮かび上がり、先の読めない物語へと引き込んでいく。

桂人を演じた柳楽は、「登場人物の抱える問題や人間の本質のようなものが、物語が進むにつれて浮き彫りになっていく様はとてもスリリングでした。長いトンネルの先に出口はあるのか、手探りで探し求める登場人物達、それぞれの決断を見届けてもらいたい」とアピール。共演のふたりも「最後の命というタイトルではありますが、鑑賞後は希望が見えとても爽やかな気持ちになっていたのは自分でも驚きました。冴木を演じることができ誇りに思います」(矢野)、「原作を初めて読んだ時に、人間は矛盾を抱えて生きている生き物なんだな…と思いました。そこにとても共感したので、この作品に参加することが出来てすごく嬉しい」(比留川)と手ごたえを感じている。

原作者の中村氏は、「人間の内面の奥底にある性の揺らぎ。時にそれは悲しく、人の人生を左右してしまう。なかなか触れにくいその性のテーマを、通俗的でなく、深く、静かに見つめたこの物語を、映画を愛する様々な人に観て欲しい。そう強く思いました。悲しくも映る世界の中で、何とか強くあろうとした人達。スクリーンの向こうのそんな登場人物達に、心が深く揺さぶられました」と絶賛。そして、出演陣に「主演とは何か、助演とは、脇を固めるとはどういうことなのか、という深い映画論にまで思いが及ぶほど、柳楽さんや、その周囲でしっかりと立つ各役者の方々を心から尊敬することにもなりました」と称賛を送っている。

最後の命」は、11月8日から東京・新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。


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