オーランド・ブルームが7年ぶりの来日、新境地の自堕落な刑事役に手応え
2014年8月27日 13:34
[映画.com ニュース]俳優オーランド・ブルームが主演映画「ケープタウン」を携え7年ぶりの来日を果たし、8月27日に都内で行なわれた会見に出席した。
公式来日は「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」以来となるが、ブルームは「初めて日本に来たのは『ロード・オブ・ザ・リング』の時で、確か23歳でした。それからいつも、ここに帰って来たいと思っていたよ」と笑顔で挨拶。昨日、羽田空港に到着し、ファン300人に迎えられたが、その後、都内を散策したそうで「原宿や渋谷にも行ったし、公園を歩いたり、おいしい日本食も食べたよ。日本のユースカルチャーはユニークでどこにもないものだと思う。若者たちがユニークであることを大切にするのは素晴らしいことだと思います」と親日家の一面を見せる。
映画は南アフリカのケープタウンで起こった殺人事件を描く。ブルームは、仕事はできるが女にだらしなく、酒を手放すことが出来ない刑事というこれまでにないタイプの役柄で新境地を開いたが「このキャラクターが(出演の)決め手だったね。自堕落なんだけど矜持や倫理、価値観を持っていて、演じがいのある男だと思ったんだ」と語る。
撮影は実際に南アフリカで行われたが「撮影の4~6週間ほど前から現地に入ったんだけど、その時間で南アフリカという地で警察官として、男として生きることの意味を理解したし、人々の生活の厳しさも実際に目にしました。そうしたことを鑑みて、(自身が演じた)ブライアンが現実を直視したくなくて、アルコールやタバコに依存していくというのを理解することが出来たよ。現地のアクセントも学んだし、南アフリカに多い典型的なマッチョになるために6か月ほど、ウエイトトレーニングや有酸素運動、食事制限も行ったんだ」とフィジカルと内面両面での役作りについて明かした。
会見にはゲストとしてブルーム出演の「エリザベスタウン」が大好きという佐々木希も来場し花束を手渡した。佐々木は生ブルームに「オーラがすごいし顔も小さい!」とメロメロ。ブルームは「ぜひ佐々木さんに今後のヨーロッパプロモーションも付いて来ていただきたいです」と笑顔を見せていた。
「ケープタウン」は8月30日より公開。