リッキー・ジャーベイス「The Office」ブレントのその後を描く長編映画を製作
2014年8月10日 18:30

[映画.com ニュース] 英コメディアンのリッキー・ジャーベイスが、演出・脚本・主演を兼ねたテレビシリーズ「The Office」の主人公デヴィッド・ブレントのその後を描く長編映画を製作することになった。
英BBCで2001~03年に放送された「The Office」は、紙の卸会社の支社を舞台に、職場の人間関係を描いたモキュメンタリー形式のブラックコメディ。ジャーベイスは、人気者だと勘違いしている、自己顕示欲が強く下品なジョークを連発する最低の上司ブレントに扮し、得意の毒舌と自虐ネタで人気を博した。
BBCフィルムズが製作する新作映画「Life on the Road(原題)」もモキュメンタリーの手法を用い、15年前にリストラされたブレントの現在と今日に至るまで過程を描く。設定は、ロックスターを夢見るブレントが全英コンサートツアーを開催するための資金を集めるため、清掃用品のセールスマンとして各地を飛び回る姿に迫るというもの。しかし、マーティン・スコセッシ監督の「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」のような作品を期待するブレントの思惑とは裏腹に、スタッフはブレントとかつての同僚たちを題材に“あの人は今?”のようなドキュメンタリーを撮ろうとしていたという内容だ。撮影は来年行われる予定。
オリジナルのテレビドラマは米国でも好評を博し、05年からジャーベイス企画・スティーブ・カレル主演のリメイク版が制作されている。また、ジャーベイスは人気ファンタジーコメディ・シリーズ第3弾「ナイト ミュージアム エジプト王の秘密」(12月公開)に、前2作に引き続き出演する。
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