キム・ギドク監督最新作「メビウス」の妖艶なるポスタービジュアルが公開!
2014年8月6日 18:00

[映画.com ニュース]2012年の第69回ベネチア国際映画祭で「嘆きのピエタ」が金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督の最新作「メビウス」のポスタービジュアルを、映画.com が独占で入手した。イ・ウヌの狂気に満ちた表情がメビウスの輪に縁取られ、中央には登場人物3人を象徴する”不貞の父”、”切り取られた息子”、”嫉妬に憑かれた母”といった文字が踊る、インパクトの強いビジュアルが仕上がった。
父、母、息子の3人が暮らす、関係の冷え切った上流家庭。父は不貞をはたらき、それに気づいた母は狂気に駆られ、父の性器を切り取ろうとするが失敗に終わる。その怒りのほこ先は息子に向けられ、凶行に及んだのち、母は家を出て行く。やがて、3人の悲哀と苦悩がメビウスの輪のように交錯し、家族は破滅へ向かっていく。
性の惨劇が描かれる本作は、その過激な描写から本国・韓国でも上映制限がされた問題作で、日本での上映もR18+指定がなされている。全編を通じてセリフが一切なく、「笑う」「泣く」「叫ぶ」の3つの要素のみで構成され、”映画史上最も壮絶なヒューマンドラマ”と銘打たれている。
「メビウス」は、12月6日から新宿シネマカリテほか全国で公開。
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