日本初上陸の闇映画「荒野の千鳥足」「SCUM」、危険な予告入手
2014年7月31日 13:35

[映画.com ニュース]日本未公開の異色映画を紹介する特集上映「初公開! 世界のどす黒い危険な闇映画」の第1弾「荒野の千鳥足」、第2弾「SCUM スカム」の予告編が、このほど公開された。
「荒野の千鳥足」は、マーティン・スコセッシ監督をして「すさまじいほどに不快な映画」と言わしめた衝撃作。陽炎が立ちのぼるオーストラリアの砂漠、砂埃舞う空気、賭博や酒におぼれる男たち。予告編では、故ゲイリー・ボンドさん演じるジョン・グラントらが、狂気に駆られ破滅へと転がり落ちる様をとらえた。浴びるように酒を飲むシーンが立て続けに映し出され、異様な熱を感じさせる。
同予告編は、カルト的人気を誇る「アラモ・ドラフトハウス・シネマ」の配給部門が制作した40周年記念版予告に、字幕をつけたもの。スコセッシ監督をはじめ、米映画評論家の故ロジャー・エバート氏、シンガーソングライターのニック・ケイブのコメントが寄せられており、ただならぬ作品であることをアピールしている。
第2弾「SCUM スカム」は、アラン・クラーク監督が暴力的支配など1970年代末の英少年院が抱える問題に切り込み、お蔵入りとなっていたテレビ映画をセルフリメイクした問題作。当時の本国版予告を使用した今回の予告編は、陰鬱とした映像で不条理な暴力にさらされる少年たちを淡々と映し出す。劇中写真とナレーションというシンプルな構成ながら、「放送禁止」「衝撃」という単語が並べられ、過激な内容であることを予感させる。
(C)2012 Wake In Fright Trust. All Rights Reserved.
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【私が次に観る映画は絶対にコレ】うおお…むちゃくちゃ面白そう――予告とあらすじだけで今すぐ観たい
提供:ディズニー
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 魂の演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート