熊本が舞台! 日本×タイ共同でラブロマンス映画を製作
2014年7月30日 17:40

[映画.com ニュース] 熊本県を舞台にした映画「ザ・ウォッチドッグ・レディース(仮題)」が日本とタイの共同で製作されることが決定し、主演を務めるタイの人気俳優チャーノン・リクンスラガーンと伊澤恵美子、稲葉雄介監督が7月27日、熊本市内で会見した。
「男を成長させるのは、いつも女たち」をテーマに、ルベール王国の王位継承者で日々重圧や不安と戦っているアリエル王子と、3人の女性リサ、クリス、ヒデが織り成すラブロマンスを描く。バンド「august band」のメンバーとして主演した映画「The Love of Siam」がアジア諸国でロングランヒットしたリクンスラガーンがお忍び休暇で熊本にやってきたアリエル王子、衝撃作「子宮に沈める」主演の伊澤が王子の監視役を依頼されるリサを演じるほか、タイの人気女優セリーナ・ウィースマン、篠井英介、忍成修吾ら経験豊かなキャストたちが脇を固める。
3度目の熊本滞在ですっかり愛着を抱いている様子のリクンスラガーンは、「僕はタイ人と日本人は兄弟になれると信じているので、タイと日本が一緒になって作品をつくれることは本当に楽しみです」とコメント。同市をPRする“わくわく親善大使”にも任命されており、「この映画を通じて熊本の良さを伝えていきたいと思います」と意気込んだ。一方の伊澤は、「なんと言っても女性がみんな素敵でキュート。年齢も職業も関係なく、どこでも女性がパワフルで、熊本の女性の皆さんと一緒に過ごして、たくさんのパワーをもらっています」と印象を語った。
今年の3月から熊本で暮らしているという新鋭・稲葉監督は、「僕はすでに多くの熊本人に支えられています」といい、「ちゃんとした映画を作ることでもっと熊本の魅力が見えてくると思います。そうした映画を作ることが熊本への一番の恩返しだと思っています」と決意をにじませた。
同市では「熊本市シティプロモーション戦略」の第1弾として、外国人観光客、特にタイからの観光客の誘致に本作を活用したい意向。熊本市シティプロモーション課「くまもとシティ・フィルムオフィス」や、“熊本の魅力を、世界の映画祭で伝えよう”映画製作有志の会の全面バックアップのもと、9月から県内で撮影を開始する。また、クラウドファンディングを活用し、海外へのプロモーションのための出資やエキストラ出演などを全国から募集する。
完成した作品は、来年2月にタイでの上映を行い、夏から日本やアジア各国で公開する予定。劇場公開のほか、カンヌ国際映画祭をはじめ、ロッテルダム国際映画祭や香港国際映画祭などへの出品も目指しているという。
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