トロント国際映画祭のラインアップが発表
2014年7月28日 12:45
[映画.com ニュース]アカデミー賞レースに絡む作品が多数プレミア上映されることで知られる、トロント国際映画祭のラインアップが発表されたと米バラエティが報じた。
毎年9月上旬に開催されるトロント国際映画祭は、アカデミー賞レースの登竜門的な存在になっており、今年のアカデミー賞で作品賞に輝いた「それでも夜は明ける」をはじめ、監督賞の「ゼロ・グラビティ」、主演男優賞(マシュー・マコノヒー)の「ダラス・バイヤーズ・クラブ」などは、すべて昨年のトロント国際映画祭で披露されている。
今年のラインアップは、ケビン・コスナー、オクタビア・スペンサー共演の離婚ドラマ「ブラック・アンド・ホワイト」、「トレーニング・デイ」のデンゼル・ワシントンとアントン・フークア監督が再タッグ組む「The Equalizer」、ベネディクト・カンバーバッチ主演「The Imitation Game」、ロバート・ダウニー・Jr.主演「The Judge」など。9月下旬に開幕するニューヨーク映画祭がデビッド・フィンチャー監督作「ゴーン・ガール」や、ポール・トーマス・アンダーソン監督作「Inherent Vise」などのプレミア上映を勝ち取ったため、例年ほどの華やかさには欠ける。
アカデミー賞狙いの作品を抱える配給会社がそれぞれ競い合うように、映画祭同士の争いも激化しているようだ。