華原朋美「喰女」のイメージソング決定をお岩の墓前に報告
2014年7月24日 19:40
[映画.com ニュース]歌手の華原朋美が、三池崇史監督、市川海老蔵主演の映画「喰女 クイメ」のイメージソング「難破船」と「ROSIER」を歌うことが決まり7月24日、お岩が眠る東京・豊島区の妙行寺を墓参した。
映画が「四谷怪談の」の伊右衛門に裏切られたお岩のストーリーをモチーフにしていることから、華原は墓前で「素晴らしい映画のイメージソングなので緊張しますが、身の引き締まる思いで歌わせていただきます」と報告。「今、元気でいられるのは先祖さまのおかげなので、感謝の気持ちも伝えました」と笑顔で話した。
「難破船」は中森明菜が歌った名曲のカバーで、華原も原曲者の加藤登紀子と歌番組でデュエットしたことがあるという。「ROSIER」はロックバンド「LUNA SEA」の代表曲で、柴咲コウ演じるお岩をイメージさせるという理由で起用された。
レコーディングは既に始まっており、「映画は怖いイメージがあるけれど、愛が強く描かれているので、それを思いながら歌っていきたい」と抱負。「お岩さんは愛を貫き通した人ですから、女性として共感できます。映画はまだ見ていないけれど、公開されたら見に行ってその愛を確認したい」と目を輝かせた。
復帰から1年半余りが過ぎ、9月からは10年ぶりという全国ツアーがスタート。「今まで経験してきたことを歌の形で伝えていきたい。今ある華原朋美をムダにしたくないので、スタッフの方と相談して来てくれたお客さんが楽しかったと思ってもらえるステージにしたい」と話した。
三池監督も、「応援を感謝します。美しいコラボだと思います。さて華原さん、女の子たちに本当の愛ってヤツを教えてやってください」と期待。「難破船」「ROSIER」は、映画のテレビスポットなどで使用される。
「喰女 クイメ」は、舞台「真四谷怪談」でお岩を演じるスター女優・美雪が、伊右衛門役に恋人の俳優・長谷川を推挙したことをきっかけに、舞台が現実世界を侵食していくホラー。8月23日から全国で公開される。