ハル・ベリーが多重人格を演じ分ける「フランキー&アリス」予告編公開
2014年7月24日 16:00
解離性同一性障害に苦しむ女性の実話をもとに、黒人ストリッパーの女性が本当の自分を取り戻すために奮闘する姿を描く。プロデュースも兼ねたベリーは、一人三役に挑戦し、第68回ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネート。ステラン・スカルスガルド、フィリシア・ラシャドが共演し、「アレックス・ライダー」のジェフリー・サックス監督がメガホンをとった。
舞台は1970年代初期のアメリカ。人気黒人ストリッパーのフランキー(ベリー)はある晩、傷害事件を起こし病院に搬送される。当初はドラッグが原因だと思われていたが、サイコセラピスト・オズ(スカルスガルド)の診察によって、解離性同一性障害であることが発覚し、フランキーのなかに人種差別主義者の白人女性アリスという人格が存在していることがわかる。アリスの人格が力を付けていくなか、フランキーはオズのサポートのもと封印した過去と向き合う。
予告編は、2カ月におよぶ猛特訓を積んだ妖艶なダンスシーンでスタートし、突如としてフランキーからアリスへと変ぼうするさまや、記憶の空白に困惑する様子をベリーが迫真の演技力で体現。過去の事件が紐解かれていくなか、オズの協力のもと自分自身を見つめ前進しようとするフランキーの誠実さと希望を感じさせる映像になっている。
「フランキー&アリス」は、9月20日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。