東京ごはん映画祭10月開催、今年はサン・セバスチャン国際映画祭とコラボ
2014年7月19日 11:05
[映画.com ニュース] 人と食のつながりを描き、ごはんのシーンが印象的な作品を特集する「東京ごはん映画祭」が、10月10日に開幕することが決定した。5回目となる今年は、世界有数の美食の街、スペイン・バスク地方で開催されるサン・セバスチャン国際映画祭をオフィシャルパートナーに迎えることが発表された。
サン・セバスチャン国際映画祭の特徴は、世界中から食にまつわる映画をセレクトしたキュリナリー・シネマ部門。パートナーシップが結ばれた今年は、同部門の審査に東京ごはん映画祭のプロデューサーらが加わり、最優秀作品賞を選出する。受賞作には賞金1万ユーロが授与され、東京ごはん映画祭でアジアプレミア上映が行われる。
また、昨年好評を博した「ごはんつき上映会」を今回も実施。そのほか、上映作品にまつわる料理を提供するフードコート「ごはんマルシェ」、“ごはんを食べながら聞きたい音楽”をコンセプトにしたライブが楽しめる「ごはん音楽祭」と新企画も用意される。さらに、人気レストランでコース料理を味わいながら映画を鑑賞できる上映会も予定されている。
劇場での上映作品は、名作「バベットの晩餐会」(1987)をはじめ、ケン・ローチ監督の「天使の分け前」(2012)やドキュメンタリー映画「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」(11)といった近年の作品から、小津安二郎監督の「お茶漬の味」(52)まで古今東西幅広く集められた。そのほか、「オリンダのリストランテ」「めがね」「ディナーラッシュ」「花様年華」「浮き雲」「恋人たちの食卓」などが上映される。
第5回東京ごはん映画祭は、10月10~13日に東京・表参道ヒルズのスペース オーで各種企画、11~24日に渋谷のシアター・イメージフォーラムで映画の上映が行われる。