渡辺謙&宝田明「GODZILLA」ジャパンプレミアで固い握手
2014年7月10日 20:14
[映画.com ニュース] 日本の特撮怪獣作品の金字塔をハリウッドで映画化した「GODZILLA」のジャパンプレミアが7月10日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、同作に出演する渡辺謙をはじめ、日本語吹き替え版で声優を務める波瑠、メガホンをとったギャレス・エドワーズ監督が出席した。
世界62の国と地域で公開週末ランキングNo.1を記録し、世界累計興行収入は500億円を突破している同作。満を持しての“母国”日本公開に先駆けての完成披露試写会に、渡辺ら出演者のほか、1954年の第1作「ゴジラ」に主演した宝田明、84年版のに出演した武田鉄矢ら、歴代OBも会場に駆け付けた。
渡辺は、「ゴジラが台風も連れてきちゃったみたい。でも、(雨が降らず)プレミアまで待ってくれて良かった」とニッコリ。そして、レッドカーペットを歩く“大先輩”の宝田明を見つけると駆け寄り、深々と頭を下げ笑顔で握手を交わしていた。
5月にアメリカで2度鑑賞したという宝田は、「1時間くらいするとお客さんが床を足踏みしてゴジラの登場をあおるんだよ。出てきた時はスタンディングオベージョン。それはまるで、マイケル・ジャクソンよりも、SMAPよりも、嵐よりもすごいヒーローの登場を待っているかのようだった」と振り返る。そして、「偉大なるクラスメートを誇らしく思うね」と表情をほころばせた。
熱烈な「ゴジラ」ファンから歓声を浴びたエドワーズ監督は、「日本が生んだ大切な“子ども”を私に託してくれてありがとうと言いたい。今からお戻ししますが、また預からせていただけたら嬉しい」と続編にも意欲。これを聞いた渡辺は、「僕らは『G2』と呼んでいるんだけど、本も出来ていないし、正式なオファーも来ていない。でも、もしもその時がきたら、真剣に考えたい」と熱い眼差(まなざ)しで語った。
また、日本から世界へ羽ばたいていったアスリートを代表し、女子サッカーの澤穂希、レスリングの吉田沙保里、元フィギュアスケートの安藤美姫が参加したほか、人気モデルの蛯原友里、押切もえらもレッドカーペットを練り歩いた。
「リアル」をテーマにした今作は、「今、人知を凌駕するゴジラが現れたら、我々は何を感じ、何をなすのか?」という視点から徹底的なシミュレーションを重ね、日本から始まる物語が練り上げられ、ゴジラの登場によって影響を受けた人々のドラマが描かれている。映画は、7月25日から全国で公開。
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