主演作「渇き。」が賛否両論!役所広司「当然ですね」と誇らしげ
2014年7月5日 18:50

[映画.com ニュース]俳優の役所広司が7月5日、東京・新宿バルト9で行われた「渇き。」のヒット御礼舞台挨拶に登壇した。現在、ネット上を中心に賛否両論が巻き起こるなか「当然ですね。賛否があるのは個性的な映画だという証拠だし、映画としては健全な状態」と誇らしげだった。
舞台挨拶には役所をはじめ、共演する小松菜奈、オダギリジョー、中谷美紀、4年ぶりのメガホンをとった中島哲也監督が登壇した。深町秋生氏のデビュー作「果てしなき渇き」を映画化。失踪した娘・加奈子(小松)の足取りを追う父親で元刑事の藤島(役所)が、自分だけが知らない娘の“素顔”に動揺し、内に秘めた狂気と愛憎をエスカレートさせていく。
映画デビューとなる本作で、衝撃的なヒロインを熱演した小松は「私自身、見終わった後、あ然として席を立てなかった」といい、「たくさんの意見があるんだなと思った。若い人たちがどう思うのか興味がある」と賛否両論に理解。「ぜひ、ご遠慮なく、皆さんの意見を聞かせてほしい」(中谷)、「ここ数年の日本映画で一番面白い。これを見ないなんて、もったいない」(オダギリ)と共演陣は余裕の表情だった。
過去には「告白」(2010)でも賛否両論を巻き起こした中島監督は、「賛否はお客さんの自由で、それを真正面から受け止めるのが監督の役目だと思う」と動じない姿勢。「人間の個性と同じで、好きな人もいれば、嫌いな人もいる。全員から『まあまあ』と言われるよりは全然いい」と胸を張った。
役所演じるダーティな父親像にも話題が集まっており、本人は「なんか『汚すぎる』『くさそう』という意見もあるようですが、毎日風呂に入っていたし、衣装も洗っていた。スクリーンからにおいそうなのは、スタッフさんのおかげ」と“身の潔白”を主張。小松も「全然くさくないですよ」と太鼓判を押していた。
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