ジブリ鈴木敏夫プロデューサー、実写「パトレイバー」で代理店の胡散臭い男に
2014年6月30日 12:00

[映画.com ニュース] 押井守総監督のもと、人気アニメ「機動警察パトレイバー」を初めて実写化する「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のドラマ版エピソード6「大怪獣現る 後編」に、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが出演していることが明らかになった。熱海を舞台に怪獣騒動が巻き起こる中、怪獣を呼び出す歌のプロモーションビデオをプロデュースする「熱風社」という代理店の胡散臭い男を演じている。
汎用人間型作業機械「レイバー」が普及した現代日本を舞台に、警察のレイバー部隊である警視庁警備部特車二課の3代目隊員たちの日々を描く実写シリーズ。鈴木氏の出演が明らかになったエピソード6は、押井監督が自らメガホンをとり、熱海に慰安旅行に訪れていた特車二課の面々が、にわかに沸き起こった怪獣騒動に巻き込まれてしまう姿を描く前後編のエピソード「大怪獣現る」の後編にあたる。鈴木氏には劇中、「映像はスピードが命」「ほかの仕事は後にまわせ」「映像だけじゃダメ、主題歌ってものが必要」など、プロデューサーらしいようで、どこか怪しいセリフの数々も用意されている。
鈴木氏は押井監督と古くから親交があることで知られており、押井作品とのかかわりも多い。「イノセンス」ではプロデューサーを務めたほか、「立喰師列伝」では冷やしタヌキの政を演じ、「真・女立喰師列伝」では作品の題字を担当。また、オムニバス映画「KILLERS キラーズ」の一編、押井監督作「.50 WOMAN」でも悪徳プロデューサーとして出演したことがある。
今回の出演について鈴木氏は、「撮影のため熱海へ。はじめて台本を見て、品のない役だと知った。あきらかにミスキャストだ。次は、ちゃんとした役でぼくを呼んで欲しい」と不満をもらしつつも、「しかし、あの長台詞は、ぼくでなきゃしゃべれない。そこが見所だ」としっかりアピールもしている。
また、かつて自ら描いた名作アニメを、ドラマ全12話と長編映画1本で実写化するという「THE NEXT GENERATION パトレイバー」プロジェクトに取り組む押井監督に対しては、「押井守の描いて来た未来が、次から次へと実現しつつあるのが現代だ。還暦を過ぎた押井守は、SFが現実になった時代を超えることが出来るのか?」との応援コメントも寄せている。
鈴木氏が登場するエピソード6「大怪獣現わる 後編」は、エピソード7「タイムドカン」(湯浅弘章監督)との2話で構成された「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第4章」として、8月30日から新宿ピカデリーほかで上映される。
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