声優・坂本真綾「攻殻」で共演の鈴木達央のフェロモンに「声優さんってすごい」と感嘆
2014年6月29日 07:05

[映画.com ニュース] 士郎正宗氏の人気SFコミックを4部作でアニメ化する新シリーズの第3弾「攻殻機動隊ARISE boder:3 Ghost Tears」が6月28日、全国で封切られ、主人公・草薙素子役の坂本真綾、素子の恋人ホセ役で新たに加わった鈴木達央らによる舞台挨拶が東京・新宿バルト9で行われた。
歴代も含めシリーズ史上、初めて素子の恋愛を描くとあって、坂本は「ついにきたかという楽しみの半面、素子がすねる表情などは想像できなかった。どうやってやるのか分からなくなって、一回台本を読むのをやめた」という。映像が完成するまで待ったことで、「細やかな動きやセリフのない部分のイメージができた。あとは達央さんの出方を見よう」とアフレコに臨んだ。
対する鈴木もシリーズの大ファンだったそうだが、「思っていた以上に重要な役で、台本を半分くらいで読んだところで可能性が広がりすぎて迷路に入り込み1回閉じた」と同様の感想。それでも、「彼女に寄り添える存在でありたいと思い、出すだけだして真綾さんを絡ませ、あとは音響監督の指示を仰ごう」と意識したそうだ。
実際のアフレコは、坂本が「フェロモン120%できて、やるなと思った。でも、素子としているとすごく恥ずかしくなって、もうなりきって楽しむしかなかった。声優さんってすごいと思った」と振り返るように、鈴木の男性ホルモンが全開。製作総指揮の石川光久氏に“フェロモン声優”と評された鈴木は、「ちょっとフェロモン多すぎとは言われたけれど、外れたところではなかったので手応えを感じうれしかった」としてやったりの表情だ。
そもそもラブストーリーは、キャラクターデザインも兼ねる黄瀬和哉監督が「素子の生足を描きたい」と言ったのがきっかけ。その案を託されたシリーズ構成・脚本の作家・沖方丁氏は、「あらかじめ持っていたプランがすべて無に帰した。相当大変だった」と執筆の苦労を明かした。
それでも坂本は、「素子の見たこともない姿を知って、意外と公私混同するな、スキだらけだなと思えたことが素敵。生々しい素子がもっと好きになりました」と満足げ。鈴木も、「知らない素子を存分に楽しんでほしいし、そこに何かけじめをつけたホセという男の生きざまも見てほしい」とアピールした。
「攻殻機動隊ARISE boder:3 Ghost Tears」は、素子が義体技師ホセとの恋に心を奪われながらも、ハッカーにより偽の記憶を植え付けられた爆弾テロリストたちとの壮絶な戦いに挑んでいく。完結編となる「攻殻機動隊ARISE boder:4 Ghost Stands Alone」は9月6日に公開が決定。当初は第1作として製作していたが、石川氏は「本当の意味で、こういう4が見たかった。こういう攻殻が見たかったというものがすべて集約されている」と自信のほどをうかがわせていた。
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