秋元才加、鼻ほじりシーンは幻に 本郷奏多「見たかった」
2014年6月20日 12:04

[映画.com ニュース] 小説・漫画投稿コミュニティ「E★エブリスタ」で人気を博したサバイバルサスペンスの映画化「奴隷区 僕と23人の奴隷」の完成披露試写会が6月19日、都内で行われ、ダブル主演を務めた元「AKB48」の秋元才加と本郷奏多、佐藤佐吉監督が舞台挨拶に立った。
退屈な日々を送るフリーター・大田ユウガ(本郷)と双子の姉・荒川エイア(秋元)は、勝負に勝てば相手を奴隷にすることができる謎の器具「SCM」を手に入れたことで、所有者同士が繰り広げるサバイバルゲームに身を投じていく。
秋元は、「AKB48」卒業後初となる主演映画に「皆さんの表情を見てひと安心」と安堵の表情。「新しい一面を見てもらいたかったし、色々な魅力を引き出してもらえるかもと思った。初挑戦も映画の中にたくさんある」と新境地に挑んだ。
秋元が劇中で床をなめるシーンが話題を集めているが、「床をなめるだけで記事にしてもらえるなら、いくらでもなめまっせ」と女優魂を見せつけた。ほかにも、「原作だと鼻をほじるクセがあるんだけど、映画ではなくなっているので爪をかむクセで自分なりにできることを広げた」と役作り。すると本郷が、「秋元さんが鼻をほじっている姿も見たかったな」とポロリ。秋元も、「私も原作を読んで『よっしゃ!』と思ったのに。だってめったに公然と鼻ほじれなくない?」と平然としていた。
「GANTZ」シリーズ以来の映画出演となった本郷は、「『またサバイバルゲームか』とも思ったけど、だからこそ何の心配もなくできるなって思った。何を考えているか分からないところもあるし、劣等感も持っている役柄」と複雑なキャラクターを好演。佐藤監督は、「ダークな世界だけど、なぜかみんな清々しい顔で終わっていく。壁を破って勝負の中で自分を輝かせていく人々を描いたつもり」とポジティブなメッセージをおくった。
主人と奴隷の関係性を描いた本作だが、秋元自身は「ご主人さまタイプ。この人だったら服従したいと思う人には服従するけど、負けたくないって思った人は押さえつけてやろうと思っちゃう(笑)」とサディスティックな面を匂わせながら、「奴隷も欲しいけど奴隷にもなりたい」と複雑な女心を語った。
「奴隷区 僕と23人の奴隷」は、6月28日より公開。
(C)2013 映画「奴隷区 僕と23人の奴隷」製作委員会
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