西島秀俊、真木よう子のリップサービスに大慌て「オレ脱いでないよ!」
2014年6月20日 19:20
[映画.com ニュース] 逢坂剛氏のハードボイルド小説「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」を、WOWOWとTBSが共同で手がけた連続ドラマの後編「MOZU Season2 ~幻の翼~」の完成披露試写会が6月20日、都内の劇場で行われ、主演の西島秀俊、真木よう子、池松壮亮、羽住英一郎監督が舞台挨拶に立った。
TBS系列で放送された「Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」は、爆発事件で妻を失った公安のエース・倉木(西島)、女性公安警察官の明星(真木)、捜査一課のたたき上げ刑事・大杉(香川照之)らが、爆発事件の真相に迫っていく姿を描いた。その半年後を舞台とした「Season2 ~幻の翼~」では、国際テロリスト集団とのスリリングな駆け引きをメインに、それぞれのキャラクターの過去や秘密が暴かれていく。Season2には、新キャストの蒼井優と佐野史郎も参戦。
西島は、およそ8カ月に及んだ撮影を振り返り「撮影バカ、役者バカが集まって撮影していたので、8カ月間全くそのテンションが落ちることがなかった。タフな人しかいない素晴らしい現場」とスタッフ・キャスト一丸となって過酷な撮影を乗り切った。羽住監督も、「バカは誉め言葉。クランクアップするのは、おもちゃを片付けないといけない時間、遊んでいた公園から家に帰らないといけない時間、修学旅行の帰りのバスのような感じだった」と万感の思いで撮了した。
狂気あふれる殺し屋・新谷役の怪演で注目を浴びた池松は、「『ああ、終わるのか』と『早く終わってくれ』のどっちもあった。長い戦いだったので」と心中を吐露。紅一点の真木も、「過酷な撮影だけど本当にタフな雰囲気の現場。蒼井優さんともからみがあまりなく、女性がほとんどいないので“男祭り”の中でひっそりとやっていた」と苦笑い。また、「2はよりすごいスケールの映像になってると思う。西島さんもいっぱい脱いでるし」とファンの期待をあおると、西島は「オレ脱いでないよ! 適当なこと言わないで!」と大慌てだった。
最後に西島は、「もちろん1でも全力を尽くしたけど、2は当然1を超える。アクションを含め、これまでのテレビドラマでは挑戦していないだろう映像シーンがたくさんある」と自信をのぞかせた。
「MOZU Season2 ~幻の翼~」は、6月22日から毎週日曜午後10時、全5話で放送。