須賀健太「スイートプールサイド」を代表作と断言!海パン一丁で気合いの初日挨拶
2014年6月14日 16:50
[映画.com ニュース] 俳優の須賀健太が6月14日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演作「スイートプールサイド」の初日舞台挨拶に、劇中衣装の海パン一丁で登壇した。「4歳から芸能界で働かせてもらっている僕にとって、一番変わった作品であり、代表作。いい作品にめぐり合えた」と気合いの挨拶。「昨日風呂場で(撮影から)一年ぶりに全身毛を剃ってきました」とツルツル肌をお披露目していた。
押見修造の同名青春コミックを原作に、思春期特有の毛の悩みを抱える少年少女を描く。毛が生えてこない悩みを抱える高1男子の年彦(須賀)は、ある日同じ水泳部の毛深い女子・綾子(刈谷友衣子)から「私の毛を剃ってくれない?」と頼まれる。この日、全国10スクリーンで封切られた。
メガホンをとった松居大悟監督(「アフロ田中」「自分の事ばかりで情けなくなるよ」)は、「正直、頭が真っ白。うれしいような、恥ずかしいような、さみしいような……」と異色作の封切りに言葉が見つからない様子。それでも「中高生の悩みを等身大で描くことができた。こういう映画が結果を残せば、日本のエンタテインメント界にも何か変化があるはず」と来場者にさらなる応援を求めた。
5月にイタリア・ミラノで開催された映画祭「WA! JAPAN Film Festival」に出品された本作。松居監督が現地入りし、同映画祭でアニメ映画「劇場版 ゆうとくんがいく」が上映されたサッカー選手の長友佑都選手と対面した。「握手しながら『20代で映画監督ってすごいですね』と言ってくれたが、僕から言わせれば長友さんのほうがすごい。一番の衝撃は、僕より1歳下ということ(笑)」と振り返っていた。
初日舞台挨拶には須賀と松居監督に加えて、クラスメイト役で共演する荒井萌、原作者の押見氏が来場。同日、7月開催の第18回プチョン国際ファンタスティック映画祭、カナダ・モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭への出品が発表された。