山崎賢人、初舞台「里見八犬伝」で座長に挑む!
2014年6月12日 10:12

[映画.com ニュース] 進境著しい人気若手俳優の山崎賢人が、初舞台となる「里見八犬伝」で座長を務めることが発表された。「時代ものも殺陣も初めてなので、今まで自分がやってきた事がどこまで通用するか不安ですが、侍の役を日本人として演じてみたかったですし、新しい事に挑戦して役者として幅を広げられることが今から楽しみです」と意気込んだ。
時代劇に定評のある鈴木哲也が既存の物語設定をもとに脚本を書き下ろし、深作健太が演出を手がけたスペクタクル時代劇の再演。2年前の初演時は追加公演まですべてチケット完売だったという人気作が、キャストを一新し、演出もリニューアルしてよみがえる。今回は、犬塚信乃役を演じる座長・山崎のもと、村井良大(犬川荘助役)、馬場良馬(犬山道節役)、高杉真宙(犬江新兵衛役)、荒井敦史(犬田小文吾役)、玉城裕規(犬坂毛野役)、丸山敦史(犬村大角役)、石垣佑磨(犬飼現八役)と舞台経験が豊富なメンバーが集結。さらに、江田結香、松田賢二、白石美帆と個性豊かな顔ぶれがそろう。
再び演出の担当する深作は、山崎に初めて会った時に「犬塚信乃は彼しかいない」と思ったといい、「若さゆえの勢いや未完成さ、そこに無限の可能性を秘めていて、 大輪の花が開く瞬間を見たい、舞台役者の山崎賢人に賭けたいと考えました」とコメント。「殺陣稽古を始めてもらっていますが、長身でスラリとした体形には時代殺陣がよく似合います。カッコイイ殺陣をさっそうとビシッと決めてもらいたいです」と期待を寄せる。
現在出演中のテレビドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」も佳境を迎え、7月期の連続ドラマ「水球ヤンキース」にも出演が決定している山崎は、「八犬士それぞれにある仁義八行の言葉の意味が僕はすごく好きです。 その言葉をどう捉えるかは人それぞれだと思いますし、それが見どころでもあると思います」と本作の魅力を解説。役どころについても 「自らの運命に翻弄(ほんろう)され悩み苦しみます。 そんな心のうちもうまく表現できたらなと思っています」と語った。
舞台「里見八犬伝」は、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字が刻まれた玉を持つ知勇に優れた8人の犬士が出会い、立ちはだかる巨悪に挑み、対決を繰り返しながら悪を打ち滅ぼしていく歴史ドラマ。10月31日~11月17日は東京・新国立劇場中劇場、11月22、23日は大阪・シアターBRAVA!で上演。
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