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第33回藤本賞に「永遠の0」市川南氏「心に残る映画送り出せた」と感慨

2014年6月5日 18:58

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ヒット作「永遠の0」を手がけた市川南氏
ヒット作「永遠の0」を手がけた市川南氏

[映画.com ニュース] 顕著な活躍を見せた映画製作者を表彰する「第33回藤本賞」の授賞式が6月5日、都内のホテルで行われた。生涯で277本の映画を製作した藤本真澄氏の功績を称え設立された賞で、栄冠に輝いたのは観客動員700万人以上の大ヒットとなった「永遠の0」の市川南畠中達郎の両氏とプロデュース・チームの7人。同特別賞には「ペコロスの母に会いに行く」の井之原尊村岡克彦両プロデューサー、同奨励賞には「陸軍登戸研究所」の楠山忠之氏がそれぞれ選ばれた。

百田尚樹氏の同名ベストセラー小説を原作に、ゼロ戦パイロットの生きざまを、その孫たちがたどる物語を最新のVFXを駆使して描いた「永遠の0」。市川氏は、「運のいい作品だと思う。原作が発売されたのは2007年で、当時はそれほど売れていなかったし、戦争ものはお金もかかる。恐る恐る企画を始めた覚えがある」と振り返った。

だがその後、山崎貴監督の参加や原作の爆発的ヒットなど数々の好機に恵まれ、製作委員会は19社の大所帯に。結果、大きな成功を収め、市川氏は「若い監督、スタッフ、プロデューサーでトライして、お客様も若い世代が多く、心に残る映画を送り出せたことを光栄に思います」と喜びをかみしめた。

ペコロスの母に会いに行く」は、認知症の母と介護する息子のきずなをコミカルに描く人間ドラマで、製作資金はフェイスブックを中心に募るクラウド・ファウンディングによって集めた。村岡氏は、「海外でも大きな評価を受けている。デジタルと森崎東監督という究極のアナログが奇跡的融合を果たした成果」とジョーク交じりにコメントした。

陸軍登戸研究所」は、戦後に歴史から抹消された陸軍の秘密機関の真実を日本映画学校(現日本映画大学)の学生たちが、6年にわたる取材で掘り起こしたドキュメンタリー。楠本氏は、製作に携わった当時の学生たちをステージに上げ、「最後まで、誰もやめたいとは言わなかった。何とか映画にしたいという思いだけで、私は学生たちの先頭に立って背中を押しただけ」と謙そんしながら、喜びを分かち合っていた。

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