「超高速!参勤交代」の殿・佐々木蔵之介が、紅一点フカキョンの熱視線にメロメロ
2014年5月27日 19:49
[映画.com ニュース]佐々木蔵之介主演の時代劇「超高速!参勤交代」の完成会見が5月27日、東京・墨田区の江戸東京博物館で行われた。共演の深田恭子、伊原剛志、西村雅彦、本木克英監督らとともに、江戸時代の日本橋を再現した空間に立った佐々木は、「昨年の夏に川に流されながら、山道でドロドロに、汗だくになりながら駆け抜けました。日本橋に立ててうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
男優陣と本木監督はサムライブルーの紋付きで統一し、深田はあでやかな赤い振り袖姿を披露。本木監督が、「時代劇って、こんなに面白かったっけという作品になった。サッカーW杯日本代表の、200年前のスピリットここにありです」と意気込んだ。
山形や京都などでロケが行われた昨夏の撮影は、4度台風に見舞われるなどさまざまなアクシデントがあったが、佐々木は「皆が笑いで切り抜けた。物語がそうであるように、和気あいあいとした雰囲気だった」と述懐。その中でも紅一点といえる深田の存在がいやしになったようで、「一番色っぽくて、いい匂いがしていました。スタッフも深田さんがいるといないとではノリや空気が違って、浮き足立っていた」と称えた。
主人公の“殿”からお褒めに預かった深田は、「ちょんまげのまま生まれてきたんじゃないかと思うくらい、たたずまいや後ろ姿が殿という感じでした」と最敬礼。これには佐々木も、「後ろ姿を見てもらっていたのはうれしい。ちょんまげで生まれてきたかったわあ」とデレデレだった。
なお、会見にはほかに寺脇康文、上地雄輔、柄本時生、知念侑李、六角精児が出席した。
「超高速!参勤交代」は、脚本の登竜門といわれる「城戸賞」で初めて満点を獲得した脚本を審査員の1人である本木監督が映画化。5日で江戸に参勤せよという無理難題を押し付けられた福島・湯長谷藩が、あの手この手の策を講じて江戸を目指す珍道中をコメディタッチに描く。6月21日から全国で公開される。