「キカイダーREBOOT」世界に向けてスイッチオン 宿敵ハカイダーの正体も判明
2014年5月24日 15:20
[映画.com ニュース] 故石ノ森章太郎氏原作の人気ヒーロー「人造人間キカイダー」を、42年ぶりに実写映画化した「キカイダー REBOOT」が5月24日、全国約100スクリーンで公開され、主演に抜てきされた入江甚儀、ヒロインの佐津川愛美らが東京・新宿バルト9で舞台挨拶に立った。
2代目の主人公・ジローを襲名し、映画初主演となった入江は「皆さんの笑顔や反響を見て、これが自分の初主演で本当にうれしく思う。スタッフ、キャストの愛が尋常じゃないくらいつぎ込まれている作品です」と感慨深げ。この日は“キカイダー世代”の父親ら家族も招待したそうで、「いい親孝行ができ、うれしい気持ちでいっぱいです」と照れながら話した。
機械の体を持つジローを理解しようと努める光子役の佐津川は「いろんなことに巻き込まれてキャーキャー言って逃げなきゃいけなくて、全部にリアクションも取らなければいけないのが大変でした。映画を見たら光子は全然笑っていなかったですね」と照れ笑い。ジローと心を通わせるラストシーンについては、「やっている時は母親のような気持ちでした。入江くんがジーンとしているのを見て、なおさらでしたね」と振り返った。
ほかに初代ジローを演じ重要な役で出演した伴大介、高橋メアリージュン、下山天監督は、赤と青を取り入れた“キカイダーカラー”の衣装で登壇。だが、1人だけ黒のスーツ姿だった鶴見辰吾が、「実は私、ハカイダーですから。なかなか言えなくて、苦労しました」と明かし、大きな拍手を浴びた。
キカイダーの宿敵をオファーされ、「小躍りして喜んだ」という鶴見。「私もキカイダー世代で、これまでも悪役はやっているけれど、その美学を学んだのがハカイダー。その原点を演じられるなんて、これ以上うれしいことはない」と、1972年のテレビシリーズで使用された「ハカイダーの歌」をアカペラで熱唱し、胸を張った。
下山監督も、中高年層が目立つ客席を見渡し「大人が見られるヒーローを確立させたかったので、やったかいがあります」と満足げ。仏・カンヌで開催されたマーケットでも上映し、数カ国から配給オファーがあったことを明かし、「日本のヒーローを、マーベルに負けないくらい世界に送り出したい。もう少ししたらいい報告ができると思う」と宣言。最も歓声を受けた伴も、「キカイダーのファンは世界中にいる。これからまだまだ旅を続けていくと思うので応援をよろしく」と期待を寄せていた。
「キカイダーREBOOT」は、ロボットの平和利用を目的に光明寺博士によって生み出されたアンドロイド・ジロー(キカイダー)が、良心回路によって機械と人間のはざまで悩みながら、対立するギルバート神崎らの謀略に立ち向かい成長していく姿を描く。
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