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ダーレン・アロノフスキー監督、スペクタクル大作「ノア」で7年半ぶり来日!

2014年5月13日 21:10

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(左から)親日ぶりを語ったアロノフスキー監督と河北麻友子
(左から)親日ぶりを語ったアロノフスキー監督と河北麻友子

[映画.com ニュース]  スペクタクル大作「ノア 約束の舟」を引っさげ来日中のダーレン・アロノフスキー監督が5月13日、TOHOシネマズ日本橋で行われたマスコミ完成披露試写会に出席。「ファウンテン 永遠につづく愛」(2007)以来、7年半ぶりの来日となったアロノフスキー監督は、「とても長い時間をかけた作品。13歳の時にノアについての詩を書きコンテストで賞をもらった時から、この物語は始まっていた。日本の皆さんと共有できることをうれしく思う」と感慨深げに挨拶した。

レスラー」「ブラック・スワン」で知られるアロノフスキー監督が、ラッセル・クロウジェニファー・コネリーローガン・ラーマンエマ・ワトソンら豪華実力派キャストを迎え、旧約聖書の「創世記」に登場する「ノアの箱舟」を、斬新な解釈と壮大なスケールで描き出した。

花束贈呈に駆けつけた女優の河北麻友子は、「壮大なスケールに豪華なキャスト、素晴らしい演出に圧倒された」と感激しきり。アロノフスキー監督は、「ハリウッドのアクション大作はたくさんあるけれど、この映画にはエモーショナルな物語もある。聖書を宗教的なものではなく、ギリシャ神話のようにすべての人、時代に通じるものとして捉えた。大洪水の物語は各文明に伝わっているもので、水には破壊と再生の力がある。海面の水位が上がっている現代にも関連性があると思った」と説明した。

また、「大学時代からずっと東京にあこがれていた」という親日家のアロノフスキー監督は、「1番好きな映画は黒澤明監督の『用心棒』。落ち込んだら黒澤映画を見て元気になるし、塚本晋也監督からも大きな影響を受けている。デビュー作『πパイ』はオタクについての映画なので日本でとても成功した」と日本への思い入れを明かした。

エマ・ワトソンの大ファンだという河北が、「ワトソンの新たな一面をどのようにして引き出したのか?」と質問すると、アロノフスキー監督は「『ハリー・ポッター』で何度も同じ役を演じてきた彼女だけど、会ってみると大きな可能性を秘めていた。ナタリー・ポートマンが『ブラック・スワン』で大人の女性に成長したように、ワトソンも『ノア』を通じて少女から女性へと見事に変身した」と語った。また、「この地球上でノアを演じられる役者はあまりいない。クロウならできると確信があった。『グラディエーター』以来のベストなパフォーマンスと言われているけれど、クロウの素晴らしさをこの映画で証明できたことがうれしい」と達成感をにじませた。

ノア 約束の舟」は、6月13日から全国公開。

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