「鬼灯さん家のアネキ」実写化 主要キャストに谷桃子、前野朋哉、佐藤かよ
2014年5月3日 12:00

[映画.com ニュース] 五十嵐藍氏による人気コミックを、「こっぴどい猫」「サッドティー」の今泉力哉監督のメガホンで実写映画化する「鬼灯さん家のアネキ」の主要キャストが明らかになった。主人公の鬼灯ハル役を人気グラビアアイドルで女優の谷桃子、ハルの義弟となる鬼灯吾朗役を俳優・監督として活躍中の前野朋哉が務め、吾朗の同級生・水野麻衣に人気モデルの佐藤かよが扮する。
原作は、血のつながらない義姉弟によるラブコメディで、弟の吾朗がセクシーな姉・ハルの過剰なスキンシップに振り回される日常を描いた。「ヤングエース」(角川書店)で連載され、コミック全4巻の累計発行部数は40万部という人気作品だ。
主演となる谷は「緊張とプレッシャーで毎日頭くらくら、目がちかちか(笑)してました」という。それでも、原作を読んで好きになったというハルを演じきるため、大胆な露出にも挑戦。「この作品が私の代表作になると思います。ぜひ皆さんに見ていただきたいです」と自信をのぞかせている。
「桐島、部活やめるってよ」「大人ドロップ」など話題作への出演が続く前野は、「今泉監督だからこそ実現した、谷さんをはじめとする個性豊か、というか濃すぎるキャスト陣! そして本編の後半は全く異なる映画になっていますので、お楽しみに!」とコメント。メガホンをとった今泉監督は、「ハルをはじめとした、この漫画の登場人物たちがもつ馬鹿馬鹿しいエロの裏にある真面目さ、不器用さ、人を想う気持ち、みたいなものが好きです」と原作の魅力を語り、「人を想うことゆえの歪みや苦しみ、家族とか、社会の目とかを気にしつつも、そういうこととはまた別に確かにそこにある愛を描ければなあと思い、映画化させていただきました」と映画化への思いを寄せた。
映画はすでに完成し、9月に全国公開。原作者の五十嵐氏も「こんな映画化が難しそうな原作を、映画として完成に至らせた、関係者の皆様の尽力と技術には感動しました」と太鼓判を押している。
また、五十嵐氏が現在「ヤングエース」で連載している「ワールドゲイズ クリップス」も、「放課後ロスト」というタイトルで映画化企画が進行している。
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