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「WOOD JOB!」矢口史靖監督、久々の“神去村”帰郷で「ただいま」 住民も大歓迎

2014年5月2日 18:12

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映画のロケ地三重・津市美杉町を訪れた矢口史靖監督
映画のロケ地三重・津市美杉町を訪れた矢口史靖監督

[映画.com ニュース] 矢口史靖監督の最新作「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」の公開を記念し、メインのロケ地となった三重・津市美杉町に設立された「WOOD JOB!神去なあなあ日常記念館」のオープニングセレモニーが5月2日、地元住民及びメディア10媒体を招いて盛大に行われ、矢口監督も開館式典に出席した。

ウォーターボーイズ」「ハッピーフライト」「ロボジー」などで知られるヒットメイカーの矢口監督が、直木賞作家・三浦しをん氏の「神去なあなあ日常」を映画化した青春映画。同館には、劇中クライマックスに登場する直径3メートル、長さ10メートルの巨大な“ご神木”をはじめ、ロケ地マップや撮影風景の写真が展示されるほか、丸太切り体験など林業の歴史にも触れることができる。

昨夏の撮影以来、同地を訪れた矢口監督は「今日は朝7時くらいに起き、5時間くらいかけてここまで来た。久しぶりに実家に帰ってきたような感じで、映画の主人公・勇気君になったような気持ち」と懐かしげ。「お帰りなさい矢口監督」という歓迎の看板にも、「ただいま」と大きな笑みをこぼした。

矢口監督は、シナリオハンティングの際にマダニに股間を刺された実体験も脚本に反映したそうで、「悲劇的な出来事もムダにはならず、楽しいシーンになった(笑)」と満足げ。また、「映画の撮影ではご飯は簡単なロケ弁が多いけれど、美杉で撮影している時は、いつも温かいご飯とおつゆの炊き出しがあった。炊き出しのお母さん方が軽トラックの荷台に乗ってやってくる姿が颯爽としていて格好良くて、日々見ていて心強い気持ちだった。それも別の形で生かされているのでスクリーンで確認してほしい」と地元住民の協力に感謝を述べた。

そして、「映画化までの道のりは険しかったけれど、数えきれないくらいの方々にお世話になってようやく実現した。この土地でなければ生まれなかった映画。誰もが楽しめるエンタテインメントにしたつもりなので、この記念館を見てワクワクしながら5月10日の公開を待っていてほしい」と語りかけた。

「WOOD JOB!神去なあなあ日常記念館」は、ゴールデンウィーク期間中の5月2~6日、5月10日~8月31日の毎週土・日・祝日、入場無料で一般開放される。映画は5月10日公開。

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