永瀬正敏、自身の特集上映で俳優生活31年目の新たな決意
2014年4月26日 22:28
昨年12月から今年1月に故郷・宮崎で開催された「Masatoshi Nagase film festival in Miyazaki」で上映された短編などをセレクト。加えて、今年1月の永瀬の写真展で行われたドラマーの中村達也、イラストレーターの黒田征太郎とのコラボレーション・イベントの模様を永瀬自らが編集した「路地裏の足音」が初披露された。
同作はこの日昼過ぎまで編集作業をしていたそうで、劇場に納品されたのが午後3時。「いつか作品として見てほしいと話していて、今回ふと思いついた。2人とも本物なので、本当にすごい。ただ80分くらいあって、どこを切っていいか分からない。そこに一番時間がかかった。間に合って良かった」と安どの表情だ。
ほかにも、「人生で2度しかない」という珍しい女装姿が見られる短編「CANDY」(1987)や林海象監督による「乙女の祈り」(1997)など、VHSのビデオテープでしか残っていない貴重な映像ばかり。出演作では1995年「BeRLiN」、2001年「贅沢な骨」、04年「ラブドガン」の出演作3本が35ミリのフィルムで上映され、「素晴らしいラインナップ。懐かしいですね」と満足げだった。
「贅沢な骨」では、行定勲監督が手刷りの台本を持って出演を依頼されたそうで、「熱意がすごくて、やりましょうということになった」というエピソードを披露。「ラブドガン」で共演した宮崎あおいとは、先日会った際に「年を聞いたら27歳って言うから、えっ、まだ27なの。当時は10代だったから、そうかあ、いいなあと思いましたね」と感慨深げに話した。
昨年は俳優デビュー30周年の節目。今年は「まほろ駅前協奏曲」が10月18日公開が決定。台湾で大ヒットした「KANO」も日本配給が決まった。さらには、ギレルモ・アリアガが提唱し、エミール・クストリッツァ、アモス・ギタイらが参加するオムニバス「Words of Gods」の中田秀夫監督作品にも出演しており、映画俳優として真価を発揮する年になりそう。永瀬は、「僕が唯一自慢できるのが出会い。それには感謝ですし、これからもそういう出会いがあればうれしいし、今までに出会った人と再びご一緒する幸せを感じていきたい」と意欲を燃やしていた。
なお、「COURSE OF LIFE 永瀬正敏特集」は、「アクターズ・ファイル 永瀬正敏」(キネマ旬報刊)の発売記念として、来月2日まで開催。
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